東山
 林道沖ノ山線の駐車位置から林道を峠(町界点)まで歩く。
峠から南尾根を東山頂上まで登る。
下山は往路を降る コース


標高      1,388m
所在地    鳥取県八頭郡智頭町、鳥取県八頭郡若桜町
歩行距離   15.5Km
登山日    2009年4月12日(日
天候      晴れ。
         日差しが強く暑いぐらい。

岡山の山MLメンバー
        Ka7yamaさん
        NIOさん
備考     相当雪が少なくなっており、尾根上部は根曲竹が覗き2箇所わずか
        だがヤブコギとなった。
        1,100mの峠まで車で入れると予測していたが、標高770mを
        越えた地点の日陰で大量の雪が有り、あえなく車を置いて林道を
        歩く羽目になった。
        歩き出して最初は日陰のみ雪が残っていたが、標高900m辺りまで
        来ると、連続して雪が残っており、多い所では1mを越えている。
        林道の雪が融けるのは5月の末頃になるようだ。
        吉川集落を抜ける林道が、地形図上は途中までになっているが
        実際は、林道沖ノ山線まで開通していた。
        途中は分からないが、林道沖ノ山線接続部分には雪が全く無く
        この林道を来れば、片道20分以上歩く時間を節約できたかも
        知れない。 少し調査不足だった。

アプローチ  自宅を4時50に出発し、国道429号線を足守から福渡に抜ける。
        福渡から国道53号線を走り、待ち合わせ場所の奈義町役場に
        6時35分到着。 Ka7yamaさんは既に来ていた。
        NIOさんが来るのを待って、Ka7yamaさんの車で国道53号線を
        走り、川原から国道29号線に抜ける。
        国道29号線を南に走り、岩屋堂で右折する。
        吉川川沿いに走り、吉川集落を過ぎ、林道沖ノ山線を走ると、
        日陰に雪が出現して来る。
        なにわナンバーの車が一台停まっている。
        話をすると、この先で雪があるのでここに停めたようだ。
        若杉峠まで歩かれるとの事。 この車の30m程先で積雪が
        40センチ以上残り、車が通過できなくなり、道幅の広い場所に
        8時30分駐車。
        我々の駐車位置より少し先に、鳥取ナンバーのテラノが停めて
        有ったが、ここからはどんな車でも走行できないぐらいの雪が
        残っている。
  チェックポイント 時間 標高 メ        モ
  駐車位置 8:45 774m 林道を歩いて行くが、日陰にはしっかりと雪が残っている。 雪は土砂や木の葉っぱが載り汚れている。 できるだけ雪のない所を選んで歩いて行く。 やはり舗装路のほうが歩き易い。 ヒレジ谷に来ると、植林帯の雪の中に若杉峠(0.9Km)への指導標がある。
  若杉峠分岐 9:00 828m 少し歩くと右下ヒレジ谷を吉川に降る中国自然歩道の指導標がある。 その先で左側植林帯の中へ芦津・吉川越への分岐があり、指導標がある。 また側に芦津・吉川コース案内図がある。 日の当る所は、舗装路で雪は全く無いが、石が沢山道路上に落ちている所がある。 日陰には雪が残っており、歩き難い。 10分ほど歩くと、右下吉川集落に降る新しい林道分岐に着く。 林道には全く雪が見られず、これを車で来れば良かったのかも知れない。 ここから峠までは長い林道歩きとなる。 途中林道沿いにコブシ(タムシバかも知れない)の白い花が沢山咲いており、目を楽しませてくれる。 今まで平坦に近い林道だったが、ここから勾配が感じられるようになり、登って行くと日差しが強く暑いので、汗が出てくる。 標高が上がるにつれ、日陰の山の斜面には沢山の雪が見られるようになる。 標高900mを越えると、さすがに日陰だけでなく、日なたでも林道に雪が残っており、多い所では1mを越える。 右側ガードレールの高さまで雪が有り、ガードレールに沿って20〜30センチ空けて綺麗に雪が解けているのには感心する。 できるだけ雪のない所を歩こうとするが、雪の上を有る時間が段々長くなっていく。 林道は中国自然歩道に沿って、大きく回りこんでいるが、最後の大回りする地点を過ぎると、目指す東山が見えてくる。 パッと見には、雪が無く春山だが、山の上部には白く輝く雪が見え、何とか歩けそうに見える。 ここからは、タップリの雪が林道に残っており、良く締まった雪の上を進んで行くと、一部土が見えているものの、ほとんど雪に埋まった沖ノ山スギのふる里公園着く。 ここから10分弱で峠(町界)へ着く。
  峠(町界) 10:45 1,104m 中国自然歩道は、若杉峠からここに降りてくる。 少し休憩を取った後、沢山の雪が残る、東山東側にある林道を少し歩き、適当な所から植林帯の中の雪が有る歩き易そうな所を選び、登って行く。 途中から植林帯と自然林の境を登ったが、根曲竹がまばらに生えている中踏み跡が残っている。 途中白いビニール紐や赤テープが残っており、テープの高さから推測して東山までヤブコギで登った人がいるのかも知れない。 少し踏み跡を登るが、歩き難くなり、再び雪のある所を登っていくと植林帯最上部位に着く。 木陰でしばし休憩するが、日の当る所に出ると、目の前に氷ノ山、歩いて来た林道の方向にはくらますと、その後ろに三室山が見える。 ここから根曲竹のヤブコギかと思ったが、ピンポイントで根曲竹が雪に埋まっており、何とか雪の上だけを登って行ける。 尾根の最初のピークまで来ると、太いブナの木が生えた雰囲気の良い場所に出る。 多少根曲竹が起き上がっている所が有るが・・・。 ここの稜線は雪で埋まっているが、場所によっては根曲竹が覗いている。 次のピークまで来ると、Ka7yamaさんが鹿がいると教えてくれ、撮影に成功した。 2匹の鹿がいて、1匹は根曲竹の中を、歩いており、もう1匹を撮影したが、途中でこちらに気付き逃げられた。 標高1,330mと1,360mの2箇所で根曲竹を巻くことができず、それぞれ20m程度の根曲竹のヤブコギとなった。 雪が残っている所が多く、わずかのヤブコギで東山頂上に来れて、この時期としてはラッキーだった。
  東山頂上 12:05 1,388m 頂上1番高い所でわずかに土が出ており、三角点と対面する事ができた。 1番高い所は、ブナの木がまばらに生えており、木の合間からしか景色が見えないが、少し場所をずらすと、氷ノ山や扇ノ山、くらます、三室山等が見える。 頂上でゆっくり昼食と休憩をとる。
  昼食後下山 12:45   ゆっくり景色を楽しんだ後、登って来たトレースを拾いながら降って行く。 さすがに降りは早く歩けるが、雪の少ない根曲竹の上は、滑ってこけそうになり、注意しながら降って行く。 林道まで降りると気温が高いせいか、雪が融けてシャーベット状になってきている。
  峠(町界) 13:25 1,104m 日陰で5分強の休憩をとり、林道を降って行く。 帰りの林道歩きはさすがにカッタルく、途中で10分強の休憩を2度程入れながら帰る。
  若杉峠分岐 15:10 828m ここまで帰ってくると、後少しだ。 先に来ていた人の車がなくなっており、帰られたようだ。 林道歩きが長く、車までが遠かった。
  駐車位置 15:25 774m 思ったよりも林道歩きが長かったり、雪が少なくなって少しヤブコギになったが、頂上まで登れて良かった。 おまけに三角点まで確認できたのは、嬉しい誤算だ。 次はまた別ルートで登りたい。



登山ルート。
林道には予想外の雪が残っており、林道歩きが長くなった。


  

雪の残る林道を歩くKa7yamaさん。                長い林道歩きの末、やっと見えてきた東山。


  

植林帯最上部から望む氷ノ山。                   植林帯最上部から望むくらますとその奥の三室山。
                                      歩いて来た雪の残る林道が見える。


  

最初のピーク。                             2つ目ピークにて鹿を見つける。
雰囲気の良いブナ林。


  

東山頂上から見る沖ノ山。                      東山頂上北側の展望。




東山頂上の三角点。




東山頂上から氷ノ山を望む。




東山頂上から南側の展望。
写真中央遠くに三室山が見える。
その手前左側がくらます。