51
天王山
 三石郵便局を出発し、三石城址を経由して天王山に登る。
下山は、往路を降り出発点に戻る コース


標高      天王山    355m
         城山     297m(三石山みついしやま、天王山)
所在地    備前市
歩行距離   4.3Km
登山日    2008年12月14日(日
天候      曇り。 現地気温7℃。
        青空は所々あるものの、日差しが無く、肌寒い。
        さすがにこのくらいの気温では、山道を登ると汗が出てくる。
アプローチ  自宅を7時に出発し、国道2号線を東に走る。
        備前インターチェンジの先で三石の街中に下りる。
        駐車場所を探し、少しウロウロするが三石郵便局の駐車場に
        8時15分到着、駐車。
        出発の準備をしていると、郵便局の職員の方が出勤してこられ
        事情を話し、駐車の許可を頂いた。

備考     三石城址には、しっかりした登山道と、指導標が設置されており
        歩き易い。
        登山口には「三石城の栞」が置いてあり、一部もらって読みながら
        登ると史跡の知識も身に付き、歩く楽しさも増すこと請け合いだ。
        史跡ファンには見逃す事のできない一座となるだろう。
        岩場尾根の展望台からの展望は良い。
        が近道は、踏み跡が乏しく岩をよじ登る迷い道となる。
        分岐から天王山頂上(三角点)までは、踏み跡にシダが茂る道となり

        頂上手前は多少荒れている。
  チェックポイント 時間 標高 メ        モ
  三石郵便局 8:25 84m 三石郵便局から来た道を120mほど戻ると、「岡山県指定史跡 三石城址登山口」の指導標があり、右に曲がる。 コンクリート製の階段を登りかけると、「三石城の栞 ご自由に」と書いてある。 左側民家の下駄箱のような物の上に「三石城の栞」が置いてあり、一部頂いて行く。 今朝方の雨で階段は、少し滑り易い。 階段はすぐ終り、「三石城登山口」標識がある。 登山道は良く整備されており歩き易い。 少し登ると尾根に出て、左側に第二見張所がある。 やや急な尾根道を登って行くと、尾根から外れトラバースするようになる。 「三石町全景 展望台 近道50m」の指導標があり、右側尾根に続く踏み跡を辿って登ると、岩場が続いている。 振り返ると展望が開け、三石の町並みが見える。 適当に登り易いところから岩をよじ登って行く。 ミニ鞍部からアンテナ2〜3本を超え岩場を登って行くと、木が張り出して登り難くなる。 このまま登るとヤブコギになりそうな為、引き返しミニ鞍部まで降りると、右下に降る踏み跡がある。 潅木の枝が張り出した踏み跡を降るとすぐ、元の登山道に出られる。 少し登ると「千貫井戸へ 折返し」の指導標があり、行って見る事にする。 千貫井戸(底無し井戸)まで5分足らずで行ける。 確かに水が沢山ある井戸だ。 井戸から先も踏み跡は有るが、引き返す。 この先で登山道は十字路になっていて、第一見張所へ行って見る事にする。 左に曲がり緩やかに降ると3分程度で第一見張所に着く。
  第一見張所 9:05 224m 第一見張所からは三石の町並みが見える。 十字路まで引き返し、そのまま登山道を横切り「本丸跡への近道」を登って行く。 尾根に沿って登って行くと、城跡らしく右側に石積がある。 右に道が有り「底無し井戸へ 70m」と指導標が有り、先ほどの「千貫井戸」へ行けるようだが、道は自然に帰りつつあり、ヤブコギのようだ。 その先には古びた「第五展望所」の表示がある。 ヤブコギする気は無いので、本丸跡への近道道に引き返し、尾根沿いに登って行くと、二の丸跡に着く。 丸木でできたベンチが有り、三石の町並みを見ながら休憩できる。 もう一段登ると、本丸跡に着く。
  三石城址本丸跡 9:20 297m 本丸跡はかなり広い。 ここから北に降って行くと、大手門への分岐が有るが、そのまま北に進むと、鶯丸跡を過ぎ、緩やかに登って行く。 No.47送電線鉄塔の側を通り、ピークを過ぎると左側に天王山が見え出す。 緩やかにアップダウンしながら進むと、「深谷の瀧へ 帰路」の指導標があり、その先左側に緩やかに尾根に登って行く踏み跡がある。
  分岐 9:30 292m 道から分岐し、膝下程度のシダが茂る、踏み跡を緩やかに登って行く。 今朝ほど降った雨で、シダが濡れており、スパッツを着けていて大正解だった。 登って行くと部分的には、腰丈程度までシダが茂っている所があるが、シダの中の踏み跡はしっかり残っており、間違う事はない。 天王山頂上が近くなると、イノシシが掘り返したり、倒木、潅木の枝の張り出しなどで多少踏み跡は不明瞭になってくる。 最後やや急なシダの中を登ると、頂上三角点のあるピークに着く。
  天王山頂上 9:40 355m 頂上は潅木に囲まれ、ほとんど展望は無い。 三角点の周りのシダを手で取り、記念撮影をする。
  休憩後下山 9:05   日差しもあまり無く、じっとしていると寒いので、一息入れた後すぐ引き返す。 踏み跡を辿りながら分岐まで戻る。
  分岐 9:55 292m 分岐のすぐ先に古びた「第一展望所」の表示があり、東側に播州の山々が見えている。 そのまま道を降り、鉄塔の側を通り、鶯丸跡の先で右に曲がり「間道(谷底道)」へ入る。 古びた案内板に「この谷に沿って右に歩いて下さい。 大手門に行きます。」と書いてある。 少し行くとまた古びた案内版に「大手門はここから左に少し登って下さい。」と書いてあり、それに従い、踏み跡程度の道を進む。 石積が右に見え、その先で階段状の道を降り振り返ると「大手門跡」と表示がある。 道なりに降って行くと、見覚えのある第一見張所への分岐がある、十字路に着く。 登って来た登山道を降って行き、三石郵便局まで戻る。
  三石郵便局 10:30 84m 今朝方降った雨で、しだの中を歩き、腰から下が少し濡れて寒い。 時間も早いので、寒河経由で帰る事にし、カキオコたまちゃんへ行って見る事にする。 開店10分前だと言うのに、駐車場に入れず、道路両側には車が4〜5台停まっている。 たまちゃんは諦め、近くのすずめのお宿に行ってカキオコを注文する。 カキオコ大800円也。 カキの数はたまちゃんと大差ないが、大きさが気持ち小さい。 少しお好み焼きが軟らかく、もんじゃ焼き風だった。 帰りに物足りないので、夕立受山と外国山の三角点まで歩いてから帰った。 時間的にたいした時間ではないので、HPには載せません。



登山ルート。




展望台から見る三石の町並み。
国道2号線と山陽本線が真横に走っている。




三石城址本丸跡。




天王山頂上の三角点。
周りを潅木で遮られほとんど展望は無い。




第一展望所(分岐近く)から見る播州の山々。




大手門跡。