大釈山・公郷仙
 広域林道因美線の終点より取り付き、693mピークに登る。
稜線上を歩き大釈山から公郷仙まで縦走する。
下山は、林道を加茂町公郷下谷へ下山する コース


標高      大釈山      848m
         公郷仙      862m
所在地    津山市
歩行距離   9.3Km
登山日    2007年5月27日(日
天候      晴れ。 日差しが強く暑いが、風は涼しい。
メンバー   とくさん(企画・幹事)
        HUKUSIMAさん
         tatsuhikoさん

備考      矢筈山南の稜線は比較的歩き易いが、822mピーク
         から笹が多くなり歩き難くなってくる。
         857mピークから南側の展望は素晴らしく、目の前に
         那岐山・滝山・広戸仙(爪ヶ城)・公郷仙が迫ってくるように
         見える。
         今回、私の持っているGPSが不調で、岡山の山MLメンバーの
         読図勉強会となって、なかなか有意義だった。
        
大釈山〜公郷仙までは潅木帯のヤブコギでなかなか厳しい
         ものがあったが、ヤブコギの先頭をほとんど私が歩き、

         岡山の山MLメンバーに体験してもらう機会を奪い申し訳
         なく思います。
         835mピークからは幅1mぐらいの林道跡があるが、手入れが
         されておらず、歩けないほどではないが、ヤブコギを強いられる。
アプローチ  酒津公園駐車場5時45分集合。 私が45分ギリギリに到着。
         とくさんのご好意で車を出していただける事になり、1台ですぐ
         出発。 倉敷インターから岡山道、中国道を走り、津山インターへ。
         国道53号線を少し走り、加茂町へ。 知和駅の先で広域林道
         因美線に入り、林道終点近くに7時40分到着、駐車。
  チェックポイント 時間 標高 メ        モ
  駐車位置 7:50 561m 林道終点まで少し歩き、植林が伐採された右側急斜面に取り付き登って行く。 かなり急で、足元がズルズル滑り登り難く、いきなりの重労働となる。 支尾根に出ると、植林帯の中の踏み跡を辿り、693mピークへ辿り着く。 稜線上にはハッキリした踏み跡があり、多少倒木は有るものの、快適に進んで行ける。 時々読図の勉強しながら進んで行くと三角点のある759.0mピークに到達する。
  三角点759.0m 8:50 759m 少し休憩をとり、そのまま尾根を進んで行くと、とくさんがおかしいと言い出し、方向確認する。 間違っているため三角点まで引き返す。 5分程度のロスとなる。 三角点から少し引き返すと分岐があり、左に曲がる。 くる時は分岐と気が着かなかったが、ここまで戻ってくるとハッキリ分岐と分かる。 くる時あまり方向をよく確認していなかったためだが、おかげで三角点を拝む事ができた。 コルから822mピークに向けて登って行くが、このあたりはまだ踏み跡がしっかりしており、歩き易い。
  822mピーク 9:30 822m ここから稜線上に笹が多くなり、だんだん歩き難くなってくる。 尾根の小さなピークでは度々止まり、読図の練習を行い、岡山の山MLメンバーに地形図の読み方をマスターしてもらう。 だんだん稜線上が歩き難くなり、右にトラバースしながら尾根を拾って歩く。 右側自然林の中は笹が生えておらず歩き易い。 857mピークに向けてトラバースしながら登って行く。 ピークのヤブを軽く乗り越えると切り開きがある857mピークに出る。
  857mピーク 10:30 857m このコース唯一の展望箇所だ。 これから登る(この時点ではあきらめかけていた)公郷仙がまじかに見える。 ここから右のヤブを少し入りトラバースして進んで行くと踏み跡が見つかり、そのまま進んで行くと崖にぶつかり間違っている事に気が着く。 少し戻り、ヤブで分かり難くなっていた尾根を降ると船山林道からの分岐に出る。 ここからしっかりした踏み跡を辿り登って行くと大釈山に着く。
  大釈山 10:55 848m 少し休憩し、これからどうするかを相談する。 この時点では、引き返し、矢筈山に登り千磐神社へ下山する案が優勢だった。 が、とくさんがこのまえ行った所まで案内すると言う事で、軽くヤブをコギコルまで降る。 ここでまたどうするかの話になり、HUKUSHIMAさんの一言で公郷仙まで縦走する事に決定。 ヤブコギの先頭を私が歩き、839mピークを越える。 この時点で稜線上は笹から潅木になり、踏み跡さえも全く分からない状態になる。 何処を歩くか、ぱっと見に歩き易い所を見つけ、潅木を掻き分けながら降って行くが、所々棘があり引っ掛けると痛い。 コルから835mピークの登りになってくるとさすが潅木の中をヤブコギするのはしんどくなり、右にトラバースする。 できるだけ尾根から離れないようにするが、倒木が多く思うように行かない。 半分やけくそで進んで行くと、とくさんが「835mピークを越えた。 あと500m」と言う。 ヤブコギに必死になり現在地を把握する余裕が無かった。 少しの間とくさんに先頭を代わってもらうが、それもつかの間。 笹と植林帯の檜木が入り混じった尾根になり、歩き難くなったため、再び私が先頭を行く。 檜木は小さく剪定がされていない為、植林の中は逆に歩き難い。 植林と自然林の境が尾根になっており、幅1mのい林道跡が部分的に残っているが、潅木と笹と檜木の枝でとても歩き難い。 傾斜が緩やかな事が幸いで、何とかヤブをコギ、公郷仙頂上へ少し急になった坂を登って行く。 頂上の一番高い地点で公郷仙到達を確認する。 植林の見出し標石柱が埋めてある。
  公郷仙 12:15 862m 以前来た時よりも潅木と檜木が大きくなり過ぎて、展望がほとんど無くなっている。 以前は広戸仙が多少見えたように記憶しているが、檜木と潅木の合間からちょろっとだけしか見えない。 尾根を右に外し少し降ると、植林を手入れしており、ここをトラバースして尾根沿いの林道跡へ出る。 林道跡は相変らず潅木が生えて歩き難い。 林道跡から林道へ出る。
  林道出合 12:30 830m 少し遅くなった昼食をとる。
  昼食後下山 12:50   林道をつづら折れに降って行くが、長い林道歩きは退屈で面白くない。 日差しが強く暑い。 ここから歩いて車を置いている所まで戻ると言う案が出たが、とても歩く気になれない。 とりあえずタクシーが来てくれそうな所まで歩く事にする。 だらだら長い林道を降り舗装路へ出る。
  舗装路出合 13:45 368m 加茂町公郷下谷のゲートボール場の近くに出る。 舗装路を右に少し降り、別荘の人を見かけ話をする。 ここでタクシーを呼ぶ事にする。 加茂タクシーに連絡が取れ、10分程度で来てくれるとの事。
  タクシー到着 14:00   タクシーに乗り込むが、知和駅より先まで行ってもらう話をすると、先客の荷物がトランクに積んであり、一旦会社に寄り目的地へ行く事になる。 知和駅先から広域林道因美線の舗装終点までタクシーで行ってもらう事ができた。 少し大回りをしたが、タクシーのメータは途中で止めてその分サービスしてくれた。 料金2,630円。
  林道舗装終点 14:15 490m 未舗装の林道を登って行く。 日差しは強く、暑さがこたえる。 砂利をひいた林道歩きは面白くないとぼやきながら登って行く。 とくさんの車が見えた時には疲れがどっと出た。
  駐車位置 14:30 561m 帰り加茂町で唯一のコンビニ、ポプラで暑さに耐え切れずアイスを食らう。



青色の線はヤブコギ。




857mピークから見る公郷仙。
右側の尾根は大釈山から公郷仙に続く、今回歩いた稜線。
左側には、那岐山・滝山・広戸仙(爪ヶ城)が眺望できる唯一の展望スポット。




大釈山頂上三角点。