硯ヶ山
 坂路峠から、尾根に取り付き、稜線稜線歩きで硯ヶ山に登る。
下山は、往路を辿り出発点に戻る コース


標高     943m
所在地    新見市、新庄村
歩行距離   2.7Km
登山日    2009年11月29日(日
天候      曇り。 現地気温3℃。
        冷たい風が強く吹き、寒い。
備考     坂路峠から、硯ヶ山頂上まで、赤・ピンク・黄色のテープが、細かく
        付けられており、往き帰りで迷う事は絶対無い。
        第一ピークまでは、しっかりした踏み跡があり、歩き易い。
        第一ピークから先は、潅木と腰丈程度の笹が、まばらに生えているが
        ヤブコギと言うほどではなく、赤色、ピンク色、黄色のテープを
        
追いかけるだけで、硯ヶ山頂上に到達する。
        このテープは、植林の手入れの為に付けられたものの様で、檜木の枝や、
        木の切り口がかなり新しく、2〜3日前に切られたと言う感じだ。
        その為か、少し笹が少ない所は、歩いた跡が生々しく残っている。
        拍子抜けしたが、おかげで楽に早く行って来れた。

アプローチ  朝起きて、空を見ると星空。 天気は良さそうだ。
        車のフロントガラスの朝露を、ワイパーで拭くと、一瞬にしてフロントガラスが
        真っ白に、凍り付いた。 どうやら朝露が過冷却になっていたようだ。
        おかげで、フロントガラスが見えるようになるまで、5分程度のアイドリング。
        自宅を6時35分に出発し、真備から仏ヶ峠を越え、美袋に抜ける。
        国道180号線を高梁まで走り、新幡見橋手前を右に曲がり
        国道313号線を北房まで走る。 北房から、北房川上線を走り
        大佐に出る。 大佐に出てからも、北房川上線をそのまま走り
        坂路峠の一番高い所に、山火事注意の垂れ幕がある。
        ここが一番広かったので、この垂れ幕の前に、8時20分駐車。
        尾根取付場所の前も、未舗装だが、車が1台程度置ける広さがある。
  チェックポイント 時間 標高 メ        モ
  駐車位置 8:30 766m 舗装路を緩やかに降って行くと、3分程度で尾根取付に着く。 尾根は膝丈程度の笹が生えている。 左側植林帯の中に、ピンクのテープが付いた棒と、踏み跡らしき物があり、それを辿り、植林帯の中をトラバース気味に進み、尾根に出る。 膝丈程度の笹がまばらに生えているが、そのうち笹は踏み跡から無くなる。 踏み跡に沿って、赤テープが点々と付いている。 アップダウンしながら進むと、植林帯の中の踏み跡は急な登りになる。 汗をかかない程度のスピードで登ると、枯れたシダや茅と笹が茂る、一見荒れたような所に着く。 左側には、フェンスに囲まれた土地がある。 白い棒が倒れており、見ると、「サテライト局敷地・・・」と書かれている。 一見ヤブに見える先に、ピンクのテープがぶら下がっている。 ピンクのテープを目指し、数メートル枯れたシダと茅と笹の中を歩くと、歩き易い踏み跡に出る。 ピンクや黄色のテープを追いかけながら、踏み跡を辿って進むと、再び急な登りとなる。 登って行くと、膝丈程度の笹が茂る第一ピークに着く。
  第一ピーク 8:55 885m 第一ピークから、進行方向が少し右になり、正面木立ちの合間から、これから登る、硯ヶ山が見え出す。 檜木が手入れされ、切られた檜木が尾根に転がっている。 ここからは、潅木の枝と、手入れされて転がっている檜木を避けながら、膝丈程度の笹がまばらに生える中を進む。 ピンクと黄色のテープがこまめに付いており、迷う事は無い。 緩やかに降って、緩やかに登ると第二ピークに着く。 第二ピークの頂上は、手入れされた木が多く放置されているので、第二ピークの右側をトラバース気味に、切り倒された木を避けながら進むと良い。 第二ピークから緩やかに降って行くと、硯ヶ山の山頂が見え出す。 右側植林帯に沿ってピンクと黄色のテープは付いている。 植林帯の中のは、笹が生えておらず、歩き易い所を登って行く。 植林帯から、自然林の境になってくると、膝丈程度の笹が出てくるが、まばらに生えており、歩くのには全く支障が無い。 登って行くと、赤く塗られたコンクリート柱がある、尾根の肩に着く。 尾根の右側の植林が手入れされ、まばらになった木の合間から多少展望がある。 北東方向に、この前登った笹ヶ山が確認できる。 ののまま、ピンクと黄色のテープを追いかけながら、腰丈程度の笹がまばらに生える中を、登って行くが、だんだん急になってくる。 切り倒された檜木を避け、笹を掴んで登ると言う感じになり、なだらかになると、硯ヶ山頂上に着く。
  硯ヶ山頂上 9:15 943m 三角点は、登り切った所より、西に10m程行った所にあった。 三角点の先には、木立ちの合間から、1,013mピークが見える。 三角点周りの笹を軽く刈り払い、三角点上の落ち葉を払い、記念撮影をする。 木の葉が落ちた木の合間から、北側に毛無山、笠杖山あたりが見える。 南西方向は、木が密集しているが、何とか雄山、雌山が確認できる。
  休憩後下山 9:35   硯ヶ山頂上も冷たい風が吹き、じっとしていると寒い。 ゆっくり休憩したい所だが、曇り空で日差しも無く、寒いので、ほどほどで下山する。 来た通り、ピンク、黄色のテープを追いながら、降って行く。 急な所は、滑り易いので、注意しながら降りて行く。 帰りは、笹を踏み倒しながら第一ピークまで順調に戻る。 ここまでは、かなり細かくテープが付いている。
  第一ピーク 9:50 885m ここからは、ピンクと赤テープを追いながら、降って行き、サテライト側の、軽いヤブコギ。 後は踏み跡を、赤テープを確認しながら降る。 なだらかになると、アップダウンしながら、ピンクと赤テープを追いながら降って行く。 舗装路に出る直前のピークで、間違った方向に降りかける。 赤テープが無いので気が付き、わずかだが引き返す。 ここは間違え易い。 なにせ、この方角が自然で、歩き易いからだ。 正しい方向の尾根に入るとすぐ、下に舗装路が見え出し、尾根取付まで戻り、舗装路に降り立つ。 緩やかに舗装路を登り、駐車位置まで戻る。
  駐車位置 10:10 766m 今日は、赤テープを付ける手間もいらず、楽に硯ヶ山頂上まで行けた。 但し、伐採されて、尾根に放置された檜木は少し邪魔で、歩き難い。



登山ルート。


  

尾根取付。                        膝丈の笹がまばらに生えている尾根。
左側植林帯をトラバース気味に進み          赤テープが点々と付いている。
尾根に出る。
この前に車を置いても良かった。


  

植林帯の中には、しっかりした踏み跡と          植林帯を登り切ると、フェンスに囲まれたサテライト跡がある。
赤テープが付いている。


  

第一ピークまで来ると、硯ヶ山が             第一ピークから鞍部まで潅木が多くなる。
木立ちの合間から見え出す。               また、尾根上は切り倒された檜木が多い。


  

尾根の肩まで登ると、頭が赤く塗られた         硯ヶ山へは右側植林と、左側自然林の境を登って行く。
境界コンクリート柱が見つかる。              ピンクや、黄色のテープが細かく付いている。


  

尾根の肩から、北東方向の展望。             硯ヶ山西側の展望。
木立ちの合間、写真中央右寄りに             木立ちの合間から、1,013mピークが見える。
笹ヶ山が見える。


  

硯ヶ山頂上から南西方向の展望。             硯ヶ山頂上、北側の展望。
木が多く、ハッキリとは見えないが、            木立ちの合間から、写真中央遠くに毛無山が見えている。
雄山、雌山が見えている。




硯ヶ山頂上の三角点。
笹を刈り払い、落ち葉を払い除け、撮影。