笹ヶ山
 林道吉谷線を歩き、適当なところより取り付き、踏み跡を辿り
笹ヶ山に登る。 下山は、往路を辿り出発点に戻る コース


標高     976m
所在地    真庭市
歩行距離   5.2Km
登山日    2009年11月22日(日
天候      曇り。 現地気温−1℃。
備考     天気予報では、曇り後雨。
        ヤブコギでも、午前中に登って下山できそうな笹ヶ山に登って見る
        事にする。
        天気図を見る限り、午前中は持ちそうだ。
        地形図上の林道終点辺りから、尾根に取り付こうと考えていたが、
        林道はかなり延長され、予定していた尾根では無い方向に登って行く。
        途中で、林道の適当な所より取り付き、潅木の軽いヤブコギで登って
        行くと、ハッキリした踏み跡に出合った。
        山頂は背丈以上の笹が密集し、三角点を探すのに苦労した。
        山頂の木には、岡山市から登った人の名前を書いた札が下がっていた。
        尾根の植林帯の中には、ハッキリした踏み跡が残っているが、所々
        不明瞭になり、笹や潅木の枝が伸びてきて、歩き難い所がある。
        山頂手前、120mぐらいからは踏み跡がなく、ヤブコギとなるが、
        背丈以上の笹でも生え方が粗く、それほど苦労は無い。
        頂上手前40mまで来ると、笹が密集して生え、こちら側に倒れかかり
        歩き難くなる。

アプローチ  自宅を5時55分に出発し、真備から仏ヶ峠を越え、美袋に抜ける。
        国道180号線を高梁まで走り、新幡見橋手前を右に曲がり、国道
        313号線を走る。 北房を過ぎた所より、勝山栗原線を走り、月田に
        抜ける。 国道181号線を新庄に向う。 旧美甘村役場を過ぎた先で、
        右に曲がり、栗谷美甘線に入る。 道なりにしばらく走ると、降りになり
        左に曲がるとすぐ、玉泉寺がある。 林道の入口が分らず、間所集落を
        過ぎてしまい、引き返す。 ゆっくり走り、林道を探す。 林道の入口は
        舗装されていた。 入ってみると、廃屋となっている所で舗装は終わる。
        廃屋の前に車を停めても良かったのだが、気になり林道を引き返し、
        玉泉寺裏口坂手前の、道路分岐の交差点が広く、邪魔にならないように
        7寺50分駐車。
        周りは霜で真っ白。
  チェックポイント 時間 標高 メ        モ
  駐車位置 8:00 538m 日差しもあり、何とか午前中は天気が持ちそうな雰囲気。 舗装路を少し歩くと、民家の籾摺り小屋の手前を左に曲がり、林道に入る。 林道右側には、摺った籾殻が山のように積まれている。 舗装された林道からは、正面にこれから登る、笹ヶ山が見える。 少し行くと、右側に廃屋があり、ここから林道は未舗装になる。 林道側の笹や草は刈り払われ、歩き易い。 林道の路面状態は良く、乗用車でも通行可能。 草の枯れた林道を進む。 ほとんど平坦だが、少し歩くと勾配が感じられるようになり、Y字の林道分岐に着く。
  林道分岐 8:10 600m 林道分岐の左側林道に入り、緩やかに登って行く。 ほどなく、地形図上の林道終点に着く。 ここには、林道吉谷線の表示板が設置されている。 ここから左に入り、尾根を目指す予定だったが、植林の中も潅木が多くなっているようだ。 林道は新しく造成されて、更に続いている。 もう少し林道を歩いて様子を見る事にする。 登って行くと、大きく右にカーブする所にカーブミラーが有り、更に登ると、林道がハッキリしてくる。 林道は大きく右にカーブし、笹ヶ山からは、かなり遠くなる尾根を上がるように見える。 尾根が遠くなると歩く距離が長くなるので、適当な所から左に入る事にする。
  林道取付 8:20 614m 林道から、高低差が少ない所から、潅木の枝を掻き分け、尾根に取り付く。 尾根はかなり急で、この前の雨のせいか、湿ってズルズル滑り登り難いと所が有る。 潅木の枝を掴み登り易い所を選び登って行くと、少し傾斜が緩やかになる。 更に登ると、ハッキリ道と分る踏み跡に出合う。 このまま尾根を登ろうかと思ったが、潅木の枝が、やはり張り出している。 踏み跡を左に曲がり、平坦な道を進むと、尾根の手前で木が倒れている。 木の下を潜り、尾根の分岐に着く。 踏み跡は、左に尾根を降るようになるが、右側戻る方向に尾根を登る。 植林帯の中で、潅木は無く、登り易い。 少し登ると、岩がある辺りで、膝丈程度の笹が生えている。 岩の左を巻くように、笹の中を進むと、すぐ歩き易くなる。 更に登ると、先ほどの尾根と合流する。 踏み跡はあるが、潅木が生えており歩き難そうなので、歩き易い所を選び登って行くと、平坦になり、ピンクのテープが木に沢山付いている。 ピンクのテープは、境界杭のために付けられたようだ。 ここからは、ピンクのテープを追って尾根を登るが、倒木が多く、左側植林帯の中を、所々倒木巻くように登って行く。 胸丈ぐらいの笹が茂り、平坦な分り難いところに着く。 踏み跡は笹と潅木で分かり難いが、尾根芯を少し右側にずらし、右側植林帯の中、尾根に沿って踏み跡がある。 多少笹や、潅木、檜木の枝を避けなければならないが、しっかりした踏み跡が残っているので、それを利用し、進んで行く。 所々分り難い所が有るが、植林帯側を良く見ると、踏み跡が見つけられる。 853mピークも右側植林帯の中の踏み跡を、トラバース気味に辿り進み、登って行くと、再び胸丈程度の笹が茂る平坦な、分り難い所に着く。 ここも、右側植林帯の中を良く見ると、踏み跡が見つかる。 ここからは、笹も潅木の枝も、踏み跡上には無く、ずいぶん歩き易くなる。 植林帯の中の踏み跡を辿って、緩やかに登って行くと、背丈以上の笹が茂る平坦な所に着く。 目の前に、笹ヶ山の山頂が見える。 笹ヶ山頂上まで、120m程度。 ここから少し向きを変え、背丈以上の笹が、まばらに茂る尾根を進む。 踏み跡は全く無い。 笹もまばらなので、それほど歩き難くは無い。 笹ヶ山頂上40m手前まで来ると、笹が多くなり、少し急になり、笹もこちら側に倒れ込み、登り難くなる。 その先で大きな倒木が尾根を遮っている。 大きな倒木の手前に、小さな倒木があり、それを潜り、大きな倒木の右側に出る。 そのまま手前に倒れこんできている笹を掻き分け、登って行くと平坦になり、笹ヶ山頂上に着く。
  笹ヶ山頂上 9:50 976 背丈以上の笹が密集する中、三角点を探す。 何とか三角点を示す、白い標柱2本を見つけ、鎌で笹を刈り払い三角点を探すが見つからない。 10分以上刈り払い、探したが見つからず、お腹が空いたので、小休止し、ドーナツを食べる。 何気なく、ザックを置いた側を見ると、園芸用の緑色をした人工的な、棒がある。 その下を良く見ると、三角点の石柱があった。 なんと言うトホホな私。 見る方向が違う為か、全く分らなかった。 石柱が有ると分ると、再び笹を刈り、記念撮影。 見つかった良かった。 頂上は木に囲まれ、展望は無いが、奧側の木に、登山者の記念札が掛けてあった。
  休憩後下山 10:20   三角点も見つかり、ゆっくり休憩後、目印に付けて置いた、赤テープを頼りに、来た通に引き返す。 笹もまばらになると、尾根が見え出し、分り易くなる。 尾根の肩やピークでは、分岐が有る為、赤テープを付けてきたので、赤テープを確認しながら、降って行く。 ピンクのテープの付いた尾根を過ぎ、潅木と避けながら、踏み跡を辿り、降って行く。 登った植林の中の尾根を降りようと思っていたが、そっちへは赤テープを付けていなかった為と、分岐が分かり難く、通り過ぎてから気が付いた。 登り直そうかと思ったが、踏み跡もあり、しっかりした道に出るのは分っているので、そのまま潅木を避けながら降りた。 道に出ると、来た時の所を降りようかと思ったが、この良い道がどうなっているのか、知りたくて右に曲がり、道を進む。 登った時のように、尾根手前の倒木を潜り、緩やかの尾根を降って行く。 左下には林道が見え、その気になれば、何処からでも林道に降りれそうだ。 少し行くと、左に小さな尾根があり、踏み跡がある。 これを降りてみたが、そのまま真っ直ぐ行って、地形図上の林道終点に降りたほうが良かったかも知れない。 小さな尾根の踏み跡は、すぐ不明瞭になり、倒木が出てくる。 緩やかだったのが、かなり急な降りとなり、小さな尾根の左側から、沢に向かって、急な斜面を木に捉まりながら降りる。 沢の先に林道が見え、水のほとんど無い沢を降る。 林道手前には、大きな溜めますが見え、沢の左側ギリギリを進み、溝を越えて林道に出る。
  林道出合 11:00 614m お昼にしようかと思ったが、林道は日陰で冷たい風が吹くので、そのまま降って行く。 林道分岐まで来ると、日差しが暖かく、ここで昼食をとる事にする。
  林道分岐 11:10 600m ザックと体に付いたヤブコギのゴミを落としてから、湯を沸かし、昼食にする。 お昼を食べ終わる頃には、太陽の周りを雲が覆い、日差しが無くなって来る。 幸い風がそれほど吹かないので、良かったが、ゆっくり休んでいると寒くなってくる。
  昼食後出発 11:45   早めに、休憩も切り上げ、林道を下り、駐車位置まで戻る。
  駐車位置 11:55 538m 日差しが無く、お昼だと言うのに、外気温度7℃。 寒いはずだ。 天候も、天気予報通り、崩れてきている。 車で、北房まで戻ると、雨が降り出した。



登山ルート。
林道上は、GPSの衛星が捕まり難く、トラックが行きと帰りで2重に表示されている。
ピンクのテープと書いた辺りで、トラックが二重に見えるが、GPSの感度のせいではなく、
しっかりした踏み跡があり、行きと帰りで、ここを歩いた為、見えている。


  

林道入口。                          林道に入るとすぐ正面に、笹ヶ山が見える。


  

地形図上の林道終点位置。                尾根に付けられた、沢山のピンクのテープ。
更に林道が、新しく作られている。             これほど沢山付いていると、間違えることは無い。


  

更にピンクのテープがにぎやかに             刈り払った山頂。
付いている。                          三角点が無い・・・。




三角点発見。
更に刈り払われた、笹ヶ山山頂。


  

笹ヶ山山頂北側。                      笹ヶ山山頂南側。
背丈以上の笹が茂り、木には登山者の         周りを木に囲まれ展望は無い。
登山記念プレートが付いている。