14・10・21
三十人ヶ仙・天狗岩
 林道の峠より天狗岩へ登り、三十人ヶ仙へ縦走し、
稜線上の分岐より林道へ下る コース


標高      三十人ヶ仙    1,172m
         天狗岩       1,197m
所在地    津山市・鏡野町
歩行距離   8.9Km
登山日    2007年7月8日(日
天候      曇り、時折日差しがある。 現地気温19℃。
         山頂付近はガスがあり、遠くは霞んで良く見えない。
アプローチ  自宅を5時に出発し、国道429号線を足守から福渡に抜ける。
        国道53号線を走り、高野駅の先で県道6号線に入る。
        加茂から黒木ダムを通り、黒木キャンプ場を過ぎ、倉見温泉を
        過ぎ、勝間田高校実習宿舎手前の路側帯に7時20分到着、駐車。

備考     三十人ヶ仙登山道は階段が設置され、良く整備されている。
        林道分岐にも案内標識が設置され、迷う事は無い。
        三十人ヶ仙頂上付近は、根曲竹が刈り払われ東側に素晴らしい
        展望があり、マッコウが目の前に見える。
        また、稜線上の道も整備され大変歩き易くなっており、稜線分岐点には
        標識も設置され、良く整備されている。
        天狗岩直下の急斜面も、手が入れられており以前よりは登り易く
        なっている。
        大変急な事には変わりは無く、登り降りは注意が必用だ。
  チェックポイント 時間 標高 メ        モ
  駐車位置 7:30 643m 舗装路を少し引き返すと、林道入口右の草に埋もれるように「巨木の森づくりモデル林」の案内標識がある。 未舗装の林道を緩やかに登って行くと、道路脇にユリの花が一輪咲いている。 側を流れる川の豪快な水の音を聞きながら歩いて行くと、林道分岐点を過ぎる。 林道分岐には案内標識が設置されており、分かり易い。 「天狗岩登山道←」の標識を過ぎるとゲートに鎖があり、乗り越えて進む。 道はコンクリート舗装となり急になってくる。 再び未舗装になってくると緩やかになり、ヒグラシ(蝉)の声が聞こえてくる。 登って行くと木立の合間から正面に三十人ヶ仙見える。 緩やかにやや降り、再び緩やかに登って行く。 少々林道歩きに飽きてきた頃、緩やかな降りとなり、右カーブの手前に赤テープが沢山付いていいる正面登山口に着く。
  正面登山口 8:30 938m 急な階段数段を登ると、尾根道になり、段々急になってくる。 真っ直ぐ上に伸びる急な道を喘ぎながら登って行く。 周りが根曲竹になってくると、急で滑り易い上に、道に根曲竹の小切れが沢山落ちていて、踏むと滑って歩き難い。 真っ直ぐな道が小刻みなつづら折れの道になってくると傾斜もかなり急になり、周りの木や、しっかりした根曲竹を掴みながら登るようになる。 3年前天狗岩直下の左に岩が有る所で、登るのに10分ぐらいかかる心臓やぶりの坂で苦労した事を思い出す。 がしかし、そこには右につづら折れの迂回路が作られており、急な事に変わりは無いが、意外とあっさり登る事ができた。 ここを越えるとすぐ稜線上の道に出合う、左に曲がり少し登ると天狗岩頂上に着く。
C 天狗岩頂上 9:10 1,197m 相変らずヒグラシの声が一段と大きく聞こえる。 天候が天候だけに、遠くが霞んで展望は思ったほど良くない。 直ぐ近くにある角ヶ仙が霞んで見える。
  休憩後出発 9:20   しばし休憩の後、来た道を引き返す。 登って来た分岐を過ぎ、1,076mコルまで稜線上の道をどんどん降って行く。 道は快適でかなり歩き易い。 コルを過ぎると道は稜線の西側に変わり、アップダウンしながら稜線分岐点まで段々登って行く。 途中もヒグラシの声は衰える事を知らない。
B 稜線分岐点 9:50 1,159m 稜線分岐点の根曲竹もだいぶ刈り払われ、小さいながらも広場ができており、標識が設置されている。 そのまま稜線上を北に進み、一つピークを越え、緩やかに登って行くと三十人ヶ仙頂上に着く。 この登りも3年前は根曲竹を掻き分けながら登った記憶が有るが、今日は快適に歩く事ができた。
  三十人ヶ仙頂上 10:00 1,172m 3年前展望は全く無く、今日は期待していなかったのだが、頂上は広く刈り払われ、東側に素晴らしい展望がある。 頂上には、三十人ヶ仙の標柱が立てられている。 今日は霞んで遠くが見えないのが残念だが、目の前にマッコウが霞んで見えていいる。 また天気の良い日に来たくなってしまった。 振り返ると南側木立の合間に先ほどいた天狗岩が見える。 相変らずヒグラシの声がにぎやかだ。
  昼食後下山 10:30   少し早い昼食を取り、休憩の後来た道を戻る。
B 稜線分岐点 10:40 1,159m 分岐を左に曲がり降って行くが、3年前とは大違いで道が良く整備されて、急な所には階段が設置されている。 3年前は根曲竹を掻き分け、踏み後を探しながら降ったのがウソのようだ。 今朝方の雨で濡れており、滑り易いので注意しながら降っていたが、階段の後ろで気を抜いて足を滑らせてしまった。 林道終点までかなり整備されていて、不安は全く無い。 途中マムシに2匹出会ったが、マムシは臆病なので近づいて行くと、足音に気付いてヤブの中に消えてしまった。 今まで何度もマムシに出会ったが、こちがよっぽどの事をしない限り飛びかかってくる事はない。 たいてい、マムシの方が逃げて行く。
A 林道終点 11:00 995m 未舗装の林道を降って行くが、分岐には案内標識が設置されており、こちら側から登っても道に迷う事はない。 ゲートにワイヤーが設置されている手前に、新しい休息舎が左側にあるのでゆっくり休憩して行ける。 この休憩舎は、屋根とベンチの他に壁が四方にあり、多少の風雨であれば防ぐ事ができる優れもの。 2箇所の出入り口に扉が無いのが難点だが、天候がそれほど悪くなければここで宿泊も可能だと思われる。 中で寝るのは4人ぐらいが限界か。 ワイヤーのあるゲートを越え右に曲がり降って行くと、水の流れる音が段々大きくなってきて、林道分岐点に着く。
  林道分岐点 11:30 710m 分岐を左に曲がり、林道を降って行くが林道入口まではかなりある。 舗装路に出て車が見えるぐらいのところまでくると、日が差しだし暑い。
  駐車位置 11:50 643m 帰り道、黒木キャンプ場は多くのキャンパーでにぎわっていた。



登山ルート。




天狗岩頂上の三角点。
今日は天候が悪く、近くの角ヶ仙も霞んで見える。




三十人ヶ仙頂上。
新しく標柱が立てられ、周りが広く刈り払われて東側に展望がある。
マッコウが目の前に見えるが、あいにく霞んでおり残念。