三丈山・高山
 月ヶ乢から、尾根に取り付き、三丈山及び、高山に登る。
下山は、往路を辿り出発点に戻る コース


標高     三丈山      929m
        高山        919m
所在地    新見市、真庭市
歩行距離   2.7Km
登山日    2009年12月4日(金
天候      曇り。 現地気温6℃。
        冷たい風が強く吹き、寒い。
        時折日差しがあると、暖かくありがたい。
備考     景気が悪く、会社が一時帰休を実施した為,山に登る事にする。
        神郷の大野田山に登る予定だったが、新見から足立に入ると
        弱い小雨。 天気予報から、天候は回復傾向だと思い、三室ダム
        まで来ると、かなりの雨が降っている。
        予定を、美甘の三丈山と高山に変更し、Uターン。
        新見まで戻って来ると、青空が覗いていた。
        三丈山へは、月ヶ乢から尾根に取り付く。

        尾根は伐採されて、植林されており、今なら何処でも歩ける。
        ヤブコギと言うほどのヤブコギもなく、三丈山頂上に到達する。
        高山へは、植林帯の中を登り、軽いヤブコギで頂上に着く。
        マユミの木の先の茅を2〜3メートル踏み倒して、西に歩くと
        西側の展望が得られ、星山が見える。
        月ヶ乢からの取り付きと、高山頂上付近には,棘が多く注意が必要。

アプローチ  自宅を6時25分に出発し、真備から仏ヶ峠を越え、美袋に抜ける。
        国道180号線を新見に向けて走る。 新見から国道182号線に入り
        九の坂トンネルを出て、次の信号を右に曲がり、JR伯備線に沿って走る。
        JR足立駅の先を左に曲がり、足立東城線を走る。 この辺りから
        弱い雨が降り出す。 三室川ダムを過ぎると、雨は本格的になり、
        
大野田山は、ヤブコギがメインとなる為、諦めて行き先を変更する。

        三室ダム先公園のトイレに寄り、8時25分Uターン。
        新見まで戻ると、青空が広がっている。 新見勝山線を大佐に向う。
        進行方向にも青空が広がり、ホッとする。 大佐から北房川上線を
        走り、坂路峠を越えて、新庄に抜ける。
        国道181号線を美甘に向かい、河田口のバス停を右に曲がり
        橋を渡ると、河田集落に入る。 そのまま林道黒畑2号線を南西に進む。
        林道が向きを、南に変えると分岐があり、左に曲がる。
        分岐の少し先で、南に向う林道月ヶ乢線の入り口があり、この交差点に
        邪魔にならないように、9時50分駐車。
        林道月ヶ乢線は、一部荒れているものの、四駆だと月ヶ乢まで車が入る。
        月ヶ乢は、広い場所があり、車数台が駐車可能。
  チェックポイント 時間 標高 メ        モ
  駐車位置 10:00 651m 未舗装の林道を緩やかに登って行くと、段々勾配が急になってくる。 途中から林道はコンクリート舗装になるが、すぐ未舗装になり、右側植林が途切れ、これから登る三丈山が見える。 ここで2台の車とすれ違う。 月ヶ乢手前の法面工事関係者の車のようだ。 再び、コンクリート舗装となるがすぐ終わる。 林道を登って行くと、林道に2台の車が停まっており、工事の準備をしているようだ。 一人の人が話し掛けてきたので、少し話をする。 時折日差しが有り、温かい。 工事場所から、わずか登ると月ヶ乢に着く。
  月ヶ乢 10:25 816m 月ヶ乢からは、北側の展望が良い。 硯ヶ山、毛無山、一城頭、耳スエ山、笹ヶ山が見える。 大山はガスに覆われているが、裾野が見える程度。 ここから伐採された尾根に取り付く。 下草が刈られ、植林されており、何処でも歩けるような状態だ。 自然林との境の辺りを登って行く。 急な登りだが、月ヶ乢から見えるピークにはすぐ着く。 このピークの手前まで来ると、作業道がある。 作業道を進んで行くと、三丈山手前で緩やかに降るようになるが、降る手前で左側の尾根に取り付く。 腰丈程度の笹がまばらに茂る中、登ると、すぐ踏み跡が感じられる。 踏み跡を辿り、登って行くと、左側植林がある辺りから、黄色のテープが点々と付いている。 植林帯の中は、檜木が間伐されている。 植林帯に沿ってハッキリした踏み跡になり、黄色のテープを追いかけながら登って行くと、ピンクのテープも付いている。 プラ杭を打つ為に付けられたようだ。 切られた檜木は、切り口から見てまだ一週間も経っていないような感じだ。 山頂手前では、植林帯に沿って、錆びたアングルが立っており、かつて牧場の柵の跡のような感じだ。 ピンクのテープがぶら下る、境界石柱の先に、三角点を示す白い杭が見え、比較的楽に三丈山頂上に着いた。
  三丈山 10:45 929m 枯れた棘が三角点を覆っているため、鎌で潅木の枝や、棘を刈り記念撮影する。 山頂は、木立ちに周りを囲まれ展望は無い。
  休憩後下山 10:55   一休みした跡、下山する。 ピンクと黄色のテープを辿り、植林帯側を抜け、腰丈の笹が生えている自然林の尾根を降り、作業道へ出る。 作業道をピークまで戻り、ピークから登って来た所を降り、月ヶ乢に降り立つ。 ピークから作業道を降りても良いが、大回りになる。
  月ヶ乢 11:10 816m 意味の良く分らない、「平成20年度CO2吸収減対策緊急間伐事業施行地」と書かれた、標柱の所から尾根に取り付き、切り倒された檜木を乗り越えながら登って行く。 少しの間、棘が多く、強引に進むと痛い目をするので、注意が必要だ。 植林帯の中に入ると、切り倒された檜木を避けながら、歩き易い所を登って行く。 植林帯の中を、ややトラバース気味に急な斜面を登り、尾根に出る。 尾年は、潅木の中に、腰丈程度の笹が生えており、踏み跡が残っているが、もうずいぶん人が歩いた形跡は無い。 色あせて、限りなく白色に近い赤テープを見つける。 倒木も枯れており、踏みつけながら緩やかに登ると、笹が無くなり、なだらかになる。 潅木の枝を避けながら進むと、マユミの木がある高山の頂上に着く。
  高山頂上 11:40 919m マユミの木の西側は、背丈以上の枯れた茅が茂っている。 茅を踏み倒し、2〜3メートル進むと、西側に展望が開け、星山が確認できる。 少し戻り、919mの標高点まで言って切る事にする。 保母へ傷んだが、棘が多く多少難儀をする。 棘を踏みつけながら、進み919m標高点まで来ると、北側木立ちがまばらで、木立ちの合間から、下に美甘の町並みが見える。 これより先は、猛烈な棘の塊で、引き返す。 マユミの木の側は、風が当らず日差しが暖かい。 ここで昼食にしようかと思ったが、落ち葉が多く、火事になるとまずいので、やめて来た道を引き返す。 登って来た通に尾根を降り、植林帯の中へ。 植林帯の中は湿って、歩いた跡がハッキリ残っており、これを辿り月ヶ乢まで降りる。
  月ヶ乢 12:00 816m 日当たりが良く、風当たりの少ない所を選び昼食にする。 湯を沸かし、暖かいラーメンをすする。 ゆっくり休憩していたら、曇って来て、少しピリピリする程度の弱い雨を感じ出す。
  昼食後下山 12:30   雨も降っているうちに入らない程度の雨で、すぐ晴れ間が覗き出したが、そろそろ潮時と下山する。 林道を快適に降り、駐車位置まで戻る。
  駐車位置 12:50 651m 昨日の雨で、ヤブコギでは多少濡れると覚悟していたが、全く濡れる事は無かった。 三丈山へ登る途中の作業道からは展望があり、良かった。 高山も思いの他、展望が得られ思ったほどのヤブコギでもなく、無事踏破する事ができた。



登山ルート。


  

林道を登って行くと、右側に三丈山が           月ヶ乢からの展望。
見え出す。                           遠くに左端から、硯ヶ山、毛無山、一城頭、耳スエ山が見えている。


  

月ヶ乢から見上げるピークに向けて            ピークから先は、作業道が続いている。
刈り払われた斜面を登って行く。


  

作業道から、左側尾根に取り付く。            植林帯に沿って、錆びたアングルが立っている。
                                 ピンクのテープも付いている。




三丈山頂上の二等三角点。


  

三丈山から作業道を降って行くと、            月ヶ乢から高山への取り付き場所。
高山が見える。                       意味不明の標柱が立っている。
手前は、月ヶ乢から登り付くピーク。


  

高山頂上にあるマユミの木。       高山から茅を踏み倒し、西側の展望。
                        正面に星山が見える。




919m標高点から北側の展望。
眼下に美甘の町並みが見える。