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応神山
笠神社から良く整備された登山道を歩き、応神山に登る。
下山は、絵師まで降り、登り返し、往路に復帰後出発点に戻る
コース
標高 219m
所在地 笠岡市
歩行距離 5.8Km
登山日 2009年5月24日(日)
天候 曇り後雨。 気温が高く蒸暑い。
現地気温18℃。
アプローチ 自宅をを7時30分に出発し、山陽自動車道沿いに笠岡に向う。
追分から南に下り、笠岡市役所の側を通り、笠神社の駐車場?
に8時到着、駐車。
備考 秘蔵の三省堂 日本山名事典によると、応神山(笠目山)は、『備中国
巡覧大絵図』に「応神天皇ノ遺跡、今応神山トモ云う」とあり、西麓に
応神天応を祀る笠神社がある と書いてある。
応神山登山道は、地元笠岡十名山のぼろう会の人達によって良く整備
されており、登山道からの展望も良い所が多い。
要所要所に指導標や、丸木のイスが設置され、笠神社登山口と
応神山頂上には、登山ルートガイド(歴史的背景の説明付き)が
置いてある。
私も一部頂いたが、いろんな登山ルートが載っており、応神山自体
笠岡市の中心部に有る為か、手軽に楽しめる山でもある。
ドウダンツツジの花の甘い香りに誘われて、ついつい立ち止まり
花に見とれ、香りに酔うような、今の季節の山だ。
氷ノ山に登ろうと予定していたが、朝起きると雨がかなり降っている。
予定を変更し、近場の行った事の無い山に予定変更し、一眠り。
やや薄日が差し、わずかながら晴れ間の覗く天気だったが、
途中から一変し、最後は激しい雨になった。
どうやら、今日の天気は地域性があり、降る所と降らない所が
あったようだ。 日頃の行いが・・・・。
と言う事で、氷ノ山は次週以降に持ち越しとなった。
チェックポイント | 時間 | 標高 | メ モ | |
駐車位置(笠神社) | 8:10 | 6m | 笠神社の鳥居を潜り、石段を登りとりあえず笠神社の境内に入る。 境内を西に回り込むと、舗装路のカーブミラーのある所に、少し汚れて見難くなった、笠岡十名山「応神山」登山案内図がある。 側には「応神山登山ルート図」を入れた箱が有り、一部貰って行く。 すぐ先の住宅から右側のコンクリート舗装の道を進むと、「応神山登山道 笠神社ルート」の標識があり、山道になる。 明け方の激しい雨で登山道の周りの草木は濡れて、触ると雫が落ちる。 スパッツを付けて正解だったが、膝上まで濡れてくる。 また張り出した草で、腰や肩が濡れてくる。 尾根に出て、汗をかきながら登って行くと、甘い香りが辺りに漂う。 回りを見ると、ドウダンツツジが登山道の両側に見てくれと言わんばかりに咲き誇り、甘い香りを振り撒いている。 白い小さな花が無数に着いており、綺麗だ。 ツツジも終わりかけているが、まだ何とか見られる花が残っている。 ドウダンツツジの甘い香りが漂う、登山道を登って行くと、舗装された車道に出合う。 車道分岐からは、西側に展望があるが、生憎の天気で遠くは霞んでいる。 ここから緩やかに登り、緩やかに降ると、大磯西ルートへの分岐があるコルに着く。 登山道両側に松の幼木が生える中、緩やかに登って行くと、最初のピークに着く。 丸木のイスが2つ置いてある。 南(右)に分岐が有り、行って見る。 1分程で展望岩に着く。 | |
展望岩 | 8:45 | 158m | 南側に展望が有り、眼下に笠岡の町並みが見え、近くにある神島さえ霞む。 景色を楽しんだ後、引き返す。 次のピークにも丸木のイスが有り、南側の展望を楽しみながら休憩できる。 霞んだ神島が、南に見え、その左側に御嶽山と四尋山が確認できる。 海が側にあり、船のエンジン音が響く。 登山道にはワラビが残っているが、ほとんどシダになっている。 その次のピークに分岐が有り、北(左)に1分強歩くと、六畳岩に着く。 | |
六畳岩 | 8:50 | 191m | 岩にはロープが着いており、楽に上に上がれる。 六畳岩の上からは、北側の展望が素晴らしいが、生憎の天気で霞んでいる。 まともに見えるのは、近くの加入堂山(206.8m)のみ。 景色を楽しんだ後、引き返し、次のピークの稜線三叉路を北(左)に曲がる。 石碑跡の左側には八畳岩が有るが、見送り反射板のある応神山頂上へ緩やかに登る。 反射板のフェンスを北(左)側へ回り込むと三角点がある。 | |
応神山頂上 | 9:05 | 219m | フェンスの側には、丸木のイスが5~6個、登山コース図と登山ノートの入った箱が、一つづつある。 フェンスには登山案内図が取り付けられている。 北には三愛園へのルート道が付いている。 頂上からは、北西方向に展望がある。 日差しが有り、暑い。 | |
休憩後出発 | 9:15 | ゆっくり休憩した後、フェンスを一周と思いきや、東に降るルートが有る。 絵師まで降れるようなので、ここを降りてみる。 結構急な尾根の降りだ。 送電線鉄塔まで降ると、野球場ルートへの分岐がある。 分岐を直進し、進むと再び急な降りになり、ロープが設置されており、ありがたく使わせてもらう。 鉄塔の横を更に降り、トラバース気味に道は南に向きを変える。 その先で馬飼ルートの分岐が有るが、そのまま直すると、絵師三叉路に着く。 三叉路を東(左)に曲がり降って行くと、林道に出て、絵師公園の側を通り、舗装路に出る。 そのまま降ると民家の中を降るようになり、引き返す。 | ||
引き返した地点 | 9:35 | 25m | 後から思うと、そのまま舗装路を登って行けば、絵師南ルートの貯水槽に出られたようだ。 良く分らなかったので、絵師三叉路まで引き返し、三叉路を左に進む。 急な坂をつづら折れに登って行くと、尾根に出る。 尾根が絵師南ルートから絵師北ルートへの分岐になっている。 勾配が少し緩やかになり、少し行くと送電線鉄塔の側を通る。 鉄塔からは多少展望がある。 また、鉄塔から南に降る、鴻ノ池ルートの分岐でもある。 鳥の囀りが心地良い登山道だが、国道2号線の車の通る音と、電車の走行音の騒音で囀りがかき消されるのが少し残念だ。 緩やかに登って行くと、再び送電線鉄塔があり、その先に重ね岩がある。 尾根をどんどん登って行き、ピークまで来ると富岡ルートの分岐がある。 ここからなだらかに次のピークへと進むと、稜線三叉路手前に大磯ルートの分岐がある。 その先で、見覚えのある稜線三叉路に合流する。 天候が少し怪しくなってくる。 空が曇り、風が出だす。 来た道を笠神社に向けて戻るが、六畳岩分岐の先のピークで一息入れる事にする。 | |
昼食 | 10:10 | 176m | 丸木のイスがポツント1つあり、展望も良く一息入れる事にする。 笠岡市内を見下ろし、霞んだ神島、御嶽山を眺めながら、ゆっくりしていると、とうとう小雨が降り出した。 傘を差し、軽くパンでも食べていれば止むかな?と思い、ゆっくりしていると風も強くなり、かなり強い雨が降り出す。 | |
昼食後出発 | 10:25 | じっとしていると寒いぐらいで、更に強く降ってきそうな気配を感じ、休憩もそこそこに帰る事にし、笠を差したまま、笠神社に向う。 大磯西ルート分岐の手前まで来ると、土砂降りの雨に変わる。 木立ちの中だとそれほどでもないが、上に木の枝が無い所は、激しい雨が降注ぐ。 車道分岐を過ぎ、尾根を降って行くと、降った雨が登山道を流れるようになる。 腰から下はビショビショになり、なんとか笠神社まで戻ってくる。 石段を降り、駐車場へ戻るが、激しい前でこのままでは大量の水を車の中に持ち込みそうだ。 スパッツを外し、靴を脱ぐのも大変な状況と思いきや、目の前に高架橋がある。 高架橋から降りて来る歩道の階段がある手前の空間が開いており、雨に濡れないではないか。 ザックを置いて、車をここに持ってくる。 | ||
駐車位置(笠神社) | 10:50 | 6m | 少しの機転で雨に濡れず、ゆっくり帰り支度をする事が出来た。 雨はその後も降り続き、時間が余ったら阿部山に行って見ようと思っていたが、取りやめ帰宅した。 |
登山ルート。
四方八方から登れ、岡山の操山みたいな感じの山だ。
出発点となる、笠神社。 笠神社ルート登山口。
登山道両脇に咲き誇るドウダンツツジ。 車道分岐西側の展望。
甘い香りが漂う登山道。 眼下に笠岡市中心部を見下ろす。
展望岩近くの登山道に咲く、ノイバラ 。 展望岩から神島を望む。
生憎の天候で、すぐ近くなのに霞んで見える。
展望岩から御嶽山を望む。 六畳岩。
右側に四尋山の尖がりが見える。 ロープを掴んで間単に上がれる。
かなり近いのに、霞んで見えます。 北側の展望が良い。
六畳岩から北東方向の展望。 絵師北ルート登山口。
左側ピークが加入堂山。
右側霞んでいるのが遥照山、竹林寺山、阿部山。
絵師南ルート分岐近くに咲いていた、シラン。 重ね岩。
花が完全に開いていない。
応神山頂上三角点。
側には、丸木のイスがあり、北側に展望がある。