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大佐山
 刑部を出発し、大佐海洋センター先の登山口より
西尾根の新ルートを大佐山頂上に登る。 
下山はハングライダー発進基地を通り、樹林帯の中を
車道まで降り、車道歩きで
出発点まで戻る コース


標高      988m
所在地    新見市(旧 大佐町を含む)
歩行距離   6.6Km
登山日    2006年7月29日(土
天候      晴れ、時々曇り。 現地気温21℃。
        湿度が高く、蒸暑い。 頂上は風が強く、涼しく感じる。

備考     新ルートの登りは、案内標識があり、ヤブコギの所も無く
        順調に登れる。
        降りルートは、国土調査の杭(頭が赤色で下が黒色)と
        ピンク色のリボンが下山ルートの目印になる。
        国土調査の杭は、下山途中、黄色い色の物もある。
        下山ルートは尾根に沿っており、痩せ尾根で分かり易いが、
        岩場や倒木が多く、全般に急で滑り易く注意が必用。
        しっかりした踏み跡がある場所もあるが、ヤブコギで
        分かり難い所があり、熟れを要する所もある。
        最後の植林帯に入ると、川の水の音が聞こえ、下に舗装路が
        見え出すが急で、足元の土毎下に滑るので注意が必用だ。
        ガイドブックに「崖に出合い、ザイルを使って降り」と書いてあり、
        念のため15mのザイルを準備していたが、必用な所は無かった。
        岩場はあったが、右に巻いて降ればそれほどの事もなく、
        下山ルート上に降りられないほどの場所は無い。

アプローチ  自宅を5時15分に出発し、真備から美袋を抜け、国道180号線を
        高梁に向け走る。 高梁から北房に向かい、いつものように
        県道58号を抜けようとしたが、先日の大雨で通行止めになっており、
        県道311号と県道320号を通り、大佐町へ入る。
        大佐山の標識がある交差点を曲がり、交差点先の路側帯に
        6時55分到着、駐車。
        大佐町観光案内所「おおさ風市場」に5〜6台の駐車スペースがある。
  チェックポイント 時間 標高 メ        モ
  駐車場 7:00 350m 舗装路を西に進み、大佐町観光案内所「おおさ風市場」を過ぎた変則交差点を進行方向斜め左に曲がり、旧道を歩く。 道は川沿いとなり、右手に大佐神社があり蝉の声が聞こえる。 神社の少し先で広い道路に出て、つづら折れに登って行くと、大佐海洋センターに着く。
A 大佐海洋センター 7:25 489m 大佐海洋センターの外側に、まだ紫陽花が咲いており目を楽しませてくれる。 舗装路を更に登ると、分岐があり、「大佐山登山道入口」の標柱がある。
B 登山口 7:30 517m 舗装された登山道を登って行くと、「中央登山道」の案内標識がある。
C 小径入口 7:35 530m 標識の所から、左側の小径に入り登って行く。 ガイドブックで新ルート登りと書いてあり、ヤブコギを覚悟していたが、良く整備されており快適だ。 径は尾根に沿って登って行く。 木陰で歩き易いが、風が無く蒸暑く汗が滴り落ちる。 しばらく登ると広い林道の終点部分に出る。 林道の終点から更に道は続いており、道に草が多くなる。 草で道の崩れた所が分かり難くなっており、注意が必用だ。 また刺のある草があり、注意しながら登ると六合目の標識がある。
  六合目 8:00 738m 六合目の標識のすぐ上に岩場があり、風が通り休憩するにはちょうど良い。 道は尾根を巻いてつづら折れに登るようになり、道の草も膝丈ぐらいあるが、道は分かり易い。
  七合目 8:15 815m 少し降ってすぐ尾根の登りになる。 道もだんだん急坂になり、岩の間を歩くようになってくるとロープがある。 ロープに捉まって登ると八合目に着く。
  八合目 8:30 901m 岩の上からは大佐町が見下ろせ、展望も良く適度に風があり休憩にはもってこいの場所だ。 さらに登って行くと道に膝下程度の笹が見られるようになる。 更に登って行くと視界が開け草原のような所を歩くようになる。 5〜6種類の色とりどりの花が咲いており綺麗だ。 更に少し登ると主尾根の分岐に出て、右に曲がる。 なだらかな道を少し行くと大佐山頂上の休息舎の脇に出る。 休息舎から丸太階段を登り、鉄塔の横を通り、頂上の三角点に到着する。
D 大佐山頂上 8:50 991m 頂上からの展望は素晴らしく、以前登った雄山・雌山、二子山などが見えている。 あいにく大山は雲がかかりみえなかった。 ついでに、展望塔に登る。 展望塔の上からは更に素晴らしい展望が得られる。 今日は誰も頂上にいないので、頂上を独り占めにしている。 風が強く吹き、日が差しても、涼しく別天地だ。
  昼食後下山 9:30   早々昼食を取り下山する。 ガイドブックに書いてある内容が良く分からず、適当に舗装路を降る。 左にハングライダーの発進基地が見えたので、左に曲がり、ハングライダーの発進基地に出る。
E ハングライダー発進基地 9:45 900m ハングライダー発進基地の先を右に進み尾根に入って行く。 木が倒れていたり、腰ぐらいの高さまでの草が生い茂っている。 降る方向をコンパスで確かめてから尾根筋を降る。 ピンクのテープが木に付いており、目印に着けてあるようだ。 国土調査の杭も一定の間隔で設置されており、頼りにできる。 しばらく降ると草も少なくなり、岩場が多く、岩を巻くようにルートを探しながら降るが、木が軒並み倒れている場所があり易々とは進めない。 踏み跡もあると言えばあるような、無いと言えば無いような状態であるが、尾根が痩せており、ルートは分かり易いといえる。 ピンク色のテープや国土調査の杭が見つかると、ヤブコギルートではやはり安心できる。 しばらく急坂を降ると、植林帯の中に入り明らかに踏み跡だと分かるようになり、歩き易くなってくる。 が、それもつかの間、胸ぐらいの高さの笹が生えており踏み跡も感じられなくなる。 それでも尾根筋をひらいながら、歩き易い所を探し降って行くと再び植林帯の中に入り、下に舗装路がチラリと見えたりする。 また、古びた電柱が2本立っており、何でこんな所にと思える場所にある。 最後に水の大きな音がして植林帯の急な斜面に出る。 尾根筋からやや右に振り植林帯を降るようにする。 眼下には車道が見えており、注意しながら植林の中を降るが、足元の土がズルズル滑り落ちるぐらい急で、注意しながら通れる所を探しながら降ると国土調査の杭がある側に、踏み跡が見つかる。 踏み跡を辿り、左下斜めに降って行くと川に降りる。 川の石を見て渡れる所を探し向こう岸に渡り、草を掻き分け車道に出る。 車道左100m先には古びた鉄の橋と、その先に休憩舎が見える。 すぐ横にはコンクリートの電柱が立っており、道は左に曲がり降っており、カーブミラーがある。 15mのザイルを準備してきていたが、使わなければ降りられない所は無かった。 降りルートはかなり急な所が多いのは確かだが、思ったほどでは無かった。
F 車道 10:50 436m 舗装された車道を川沿いに緩やかに降って行く。 ここからは直射日光が当り、暑い。 旧道の分岐を過ぎ、緩い登りになると、T字路に出る。
G T字路 11:00 384m 左に曲がり、緩く降って行くと大佐町観光案内所「おおさ風市場」を過ぎ駐車場に着く。
  駐車場 11:10 354m ここから、先ほど登っていた大佐山が綺麗に見える。



大佐山頂上からの景色。
写真中央に雄山、雌山が見えている。
展望塔に登れば、360°の大パノラマが楽しめる。