大野田山
 青笹集落集落から、青笹林道を歩き、適当な所より尾根に取り付き、
稜線に出る。 稜線を縦走し、大野田山頂上まで歩く。
下山は、適当なピークから尾根を降り、出発点に戻る コース


標高      939m
所在地    新見市
歩行距離   3.6Km
登山日    2009年12月4日(金
天候      晴れ後、曇り。 現地気温3℃。
        朝のうち日差しが強く、暖かかったが、稜線に出る頃には曇り
        日差しも無く、寒い。
備考     稜線に出ると、ハッキリした踏み跡があり、ピンクのテープが
        点々と付いている。
        青笹集落最奧の民家(と言っても、2軒しか家が無い)の辺りから、
        植林帯の尾根を、直登しても良かったかも知れない。
        林道から入る所から、幼少の檜木の植林帯の尾根を登って
        稜線に出ても良かったかも知れない。
        今回、できるだけ踏み跡を探したので、大野田山頂上まで
        少し遠回りになってしまった。
        帰りは、2つ目のピークから尾根を降ったが、途中まで踏み跡が
        有ったが、最後潅木の軽いヤブコギの中、沢に向って急降下。
        小さな沢を渡り、トラバースしたが、不思議な事に、急な斜面にも
        かかわらず、草木がほとんど生えていなかった。
        民家と舗装路が見え出すと、潅木が出てきて、のっぺりした尾根を

        舗装路に降り立った。
        予定では、往路を帰るつもりだったが、昨日の雨で笹が濡れており
        帰りも濡れるのが、少し辛かったので、多少冒険してみたが、たいした
        ヤブコギも無く、面白かった。

アプローチ  自宅を6時40分に出発し、真備から仏ヶ峠を越え、美袋に抜ける。
        国道180号線を新見に向けて走る。 新見から国道182号線に入り
        九の坂トンネルを出て、次の信号を右に曲がり、JR伯備線に沿って走る。
        この辺りから、昨日の雨のせいか、路面が濡れている。
        JR足立駅の先を左に曲がり、足立東城線を走る。

        三室川ダムを過ぎ、足立東城線は左折となる。 少し走ると、道路工事を
        している所の先で、右折し、青笹集落に入る。
        最奧民家の少し手前、左カーブの右側が広い所があり、ここに
        
8時30分駐車。

        最奧民家の所より、青笹林道は未舗装となるが、乗用車でも入れるぐらい
        路面の状態は良い。
        トタンでできた作業小屋の先が広く、ここに車を止める事も可能だが、
        その手前に通行止めの標識がある。
  チェックポイント 時間 標高 メ        モ
  駐車位置 8:40 666m 舗装路を、最奧民家に向って歩くと、左側に車庫があり、その先で青笹林道は、未舗装になる。 民家は舗装路から、少し下った所にある。 林道の右側斜面は植林帯で、ここを登るルートでも良かったかなと、思いながら、平坦な林道を進む。 少し行くと林道の分岐があり、左に行くと、足立東城線の民家の所に出るようだ。 そのまま、林道を進むと、だんだん傾斜が感じられるようになってくる。 左側の小川に沿って林道が走っており、川の水の流れる音が聞こえる。 進んで行くと、通行止めの標識があり、更に行くと、右側にトタンで出来た作業小屋がある。 日差しが強く、暑く感じるぐらいだ。 作業小屋の先が少し広く、車が停められる。 作業小屋の先で林道が分岐するが、そのまま真っ直ぐ、登って行く。 小川は、右側を流れ、橋と気付かない橋を渡り、そのすぐ先で、右側谷から流れてくる川を渡る橋(橋とは分り難い)の手前で、右側植林帯に入る、かすかな踏み跡がある。 良く見ると、ピンクのテープが付いている。
  林道から入る 9:00 783m 林道から右側植林帯に上がり、周りを見ると、小川を渡った先が、刈り払われ、ピンクのテープが点々と付いている。 迷わず小川を渡り、ピンクのテープを追いながら、右側の小川に沿って進む。 少し行くと、小川の先が倒木で歩けなくなっており、左側の尾根を登る事にする。 急な尾根は、潅木と、檜木が手入れされ、切られた檜木が尾根に転がっている。 切り払われた檜木を避けながら、急な尾根を、潅木に捉まりながら登って行く。 ある程度登ると、檜木は終り、勾配も少し緩やかになり、潅木が尾根に出てくる。 所々、赤いプラ杭が打ってあり、潅木が手入れされており、踏み跡がある。 尾根の左側すぐ下には、なんと林道が見える。 そのまま林道を進んでもこの尾根に辿り着けたのかも知れない。 踏み跡を辿り、登って行くと、進行方向に上側に稜線が見え、木立ちの合間から、青空が見え出す。 段々潅木も少なくなると、笹がまばらに生えている。 稜線に出る所のピークは、トラバース気味に右に進み、稜線に出る。
  稜線出合 9:25 902m 稜線には、踏み跡が残っており、概ね腰丈以下の笹がまばらに生えている。 ここまで来ると、日差しが無く寒い。 笹は、前日からの雨で、多少濡れている。 スパッツを着けているので、たいした事は無いが、それでも背の高い笹の所では、太腿の辺りまで濡れてくる。 笹の下の倒木に注意しながら進む。 稜線上の踏み跡に沿って、ピンクのテープが点々と付けてあり、分かり易い。 緩やかなアップダウンをしながら、稜線を大野田山に向って進んで行く。 一旦コルまで降り、やや急な坂を登る。 この急な坂は笹がほとんど無い。 登り切ると、緩やかな、アップダウンが続き、この稜線最高地点ピークに着く。 このピークは、大野田山頂上よりも、10m以上標高が高い。 帰りに、このピークから南尾根を降ってみる事にし、先に進む。 ここからは、右側が植林帯となる。 一旦降って、小さなピークを越え、植林帯の中を、緩やかに登って行くと、開けた三角点のある、大野田山頂上に着く。
  大野田山 9:55 939m 三角点の先は、植林以外、何も生えていない空間が広がる。 周りを木立ちに囲まれ、展望は無い。 西側に、木立ちの合間から三国山が確認できる。
  休憩後下山 10:00   一息入れた後、来た道を引き返す。 先ほどの最高地点ピークまで5分程度で戻れる。 このピークから、南尾根を降る。 最初膝丈程度の笹がまばらに生えているが、すぐ無くなる。 降って行くと、踏み跡もあり、植林帯に沿って、間伐されており、歩き易い。 歩き易い尾根を選んで降って行くと、段々左に曲がってくる。 植林帯が無くなると、潅木が尾根に出てくる。 潅木を避けながら降って行くと、かなり急な降りとなる。 潅木を掴みながら降ると、下に沢が見え出す。 沢が左右から交わる辺りに降りそうなので、最後少し右に降り、沢を渡る。 右側斜面を、緩やかにトラバース気味にやや登る。 急な斜面だが、潅木や草が全く生えてなくて、歩き易い。 急斜面なので、所々に生えている木に捉まりながら、急斜面をトラバースする。 どんどんトラバースして進んで行くと、潅木が出てきて、左下に民家と舗装路が見え出す。 そのまま潅木の中、トラバース気味に進み、ノッペリした尾根に出ると、降って行く。 下から鈴の音と、犬の吠える声が聞こえてくる。 舗装路に出るように降り、最後左側川の側から舗装路に降り立つ。 舗装路の左先には、すぐ民家が見え、その手前にはお墓がある。 舗装路に出ると、ダックスフンドが、お出迎えしてくれたが、犬は苦手なので、そのまま舗装路を右に進み、駐車位置まで2分程度で戻れる。
  駐車位置 10:35 666m 最奧民家の辺りに降りようとすると、林道付近の植林帯まで、多少自然林の尾根の潅木ヤブコギが有りそうだ。 今回南尾根を降りて行って、歩き易い所を主に歩いているので、それ以外は、パッと見に歩き易そうな、所は見当たらなかった。



登山ルート。


  

青笹林道。                          作業小屋。 この先が少し広く、車が置ける。
下に最奥民家が見える。




大野田山頂上から西側、木立ちの合間に、三国山が確認できる。




大野田山頂上三角点。