扇ノ山
 水とのふれあい広場を出発し、河合谷登山口から扇ノ山頂上に登る。
下山は往路を降り、出発点に戻る コース


標高      1,310m
所在地    鳥取県西伯郡大山町
歩行距離   6.4Km
登山日    2008年8月24日(日)
天候      雨。 現地気温16℃。
        雨滝から林道に入るが、途中からガスで視界が20m程度しかない。
アプローチ  自宅を5時に出発し、国道429号線を足守から福渡に抜ける。
        国道53号線を走り、黒尾峠を越え、用瀬へ向う。
        那岐山三座はガスに包まれている。
        黒尾峠手前の那岐トンネルを抜けると路面が濡れており
        小雨が降り出す。 すぐ止むだろうと思って先に進むが
        天候が回復する兆しがない。
        郡家町を過ぎ、国府町に入り雨滝集落に向う。
        中川原の先でダム工事の為、道路が付け替えられている。
        雨は止む気配が無く、とりあえず雨滝を見学する。
        せっかく来たのだから、雨でも登るだけ登ってみようと思い
        河合谷牧場へ向けて林道を上って行く。
        途中からガスで景色も何も全く見えない。
        これが結構距離がある。 道幅も狭く道路の両側から
        草が迫り出し、擦りそうでスピードも出せずノロノロ上って行く。
        まだか、まだかと思いながら上って行くと、やっと東屋があり
        9時5分「水とのふれあい広場」に到着、駐車。
        鳥取県ナンバーの軽四が1台停まっている。
        先ほど現在地を確認している時に抜かれた車だ。

備考     昨日寝る前に確認した天気予報では、鳥取県9時頃より
        天気が回復し晴れマークが出ていたが、実際は天候の
        回復が遅く、終日雨となった。
        津山市まで戻って来ると、日差しが強く暑さがぶり返した。
        美しいブナ林の登山道は素晴らしい。
        急勾配も無く手軽なハイキングコースだが、アクセスが
        良くないのが難点。
        この曲がりくねった長い林道は苦手だ。
  チェックポイント 時間 標高 メ        モ
  水とのふれあい広場 9:25 1,045m 車の中で雨具を付け、出発の準備をする。 登山口を探してウロウロしていると、軽四で来られた人が林道の先にあると教えてくれた。 お礼を言い、小雨の中一足先に行かせてもらう。 駐車場から100mほど林道を先に進むと、河合谷登山口がある。 雨で水が流れる階段を上がると幅広の歩き易い登山道となる。 わずかのアップダウンは有るものの、ほとんど平坦な登山道で、少し進むと雨で濡れしっとりとしたプナ林が美しい。 地面に木の根が張り出し、趣のある登山道だが、雨で水が流れている所や、水溜りでぬかるんでいる所がある。 上山高原への分岐を過ぎ、1,159mピークを越えるが、ほとんど平坦に近い感じだ。 大石コースへの分岐を過ぎ少し行くと、中間地点に着く。 ここには「河合谷1.6Km」と「扇ノ山1.6Km」の標識がある。 ここからやや勾配を感じるようになり、登って行くと1,273mピークに着く。
  1,273mピーク 10:15 1,273m ここから降りになるが、少し行くと上地コースへの分岐がある。 更に降って、再び登りになる。 階段が設けられているが、人があまり足を載せない所には草が生えている。 やや急な登りから、少し緩やかになると、畑ケ平登山口への分岐がある。 更に登って行くと、木で作られたデッキ風の「扇ノ山の展望台」がある。 残念ながらガスで全く景色は見えず。 更に緩やかに登って行くと木のトンネルを潜り、扇ノ山の頂上に着く。
  扇ノ山頂上 10:40 1,310m 2階建ての比較的綺麗な避難小屋とベンチが三角点を囲むようにある。 避難小屋の2階からは景色が見えそうだがこの天気では無理。 雨具を付けていると蒸暑く、雨具の下は汗で濡れている。 避難小屋の中で上着だけ脱ぎ昼食にする。 窓を開けじっとしているとさすがに涼しいを通り越し寒ささえ感じるほどだ。 相変らず雨は降っているが、時々霧雨程度の弱い雨になる。
  昼食後下山 11:10   ゆっくり休憩した後、雨具の上着を着込み下山する。 来た道を戻るが、来るときより道はグチャグチャになってぬかるんでいる。 早く歩くと暑いので、ゆっくり注意しながら降って行く。 降り切ると、1,273mピークに向け登りが待っている。 たいした登りではないが、冷えていた体から再び汗が出てくる。
  1,273mピーク 11:30 1,273m 足元に注意し降ると中間地点の標識まで戻る。 美しいブナ林を見ながら、ゆっくりと歩く。 雨も相変らず降っているが、登山口に着く頃にはかなり小降りになる。
  水とのふれあい広場 12:15 1,045m 駐車場まで戻ると空は少し明るくなってきて、雨もほとんど体に感じないぐらいになってきた。 汚れた雨具を水が出ている所で洗うが、水が冷た過ぎて手が痛くなり、軽く洗い流しただけだった。 気温も朝とほとんど変らず、涼し過ぎるぐらいだ。 帰り奈義町まで戻って来ると、例によって晴れ間が現れ、津山まで戻ると蒸暑い。



登山ルート。




雨に煙る美しいブナ林が魅力的だ。
木の根が浮き出た登山道。




頂上手前木のトンネル。
後ろ側に、すぐそこなのに避難小屋が霞んで見える。




扇ノ山頂上の三角点。




朝一番に寄り道した「雨滝」
昔から「雨滝に詣った年の冬は肌が荒れない。 滝の霊水が寒さを守って下さる。」
と信じられ美人になると言われているようだ。
若い娘さんの参拝者が多いのはこのためだろうかと書かれており、
神頼みで一度お試しあれ。