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入道山
 鏡野町宗重より林道に入り主尾根まで登り、車道を進み左尾根に取り付く。
ヤブコギで入道山頂上へ、下りは尾根を引き返しそのまま尾根を縦走する。
上横野の三の滝手前の車道へ植林の斜面を降る コース


標高     752m
所在地   津山市、鏡野町(旧鏡野町)
登山日   2004年11月7日(日)
歩行距離  8.5Km
天候     晴れ時々曇り。 ガスがかかっておりとても蒸し暑い。
アプローチ 自宅を5時に出発し、上横野バス停に7時到着。
        バイク(モンキー)を下ろし、7時20分上横野バス停を出発。
        7時50分に大町発電所前の路側帯に駐車。
  チェックポイント 時間 標高 メ        モ
  駐車位置 8:00 270m 橋を渡って左側林道を道なりにまっすぐ歩く。 分岐がたくさんあるが無視する。
A 林道終点 8:30 430m 右側にかなり良い作業道がありそれを登って行く。 しかしすぐに踏み跡が無くなり、急な檜の植林帯を登る。 
B 分岐 8:50 620m 作業道には程遠い獣道があるがはっきりしない。 左に獣道を行くと藪に消えてしまう。 登って来た所まで戻りそのまま急な植林帯を登って行く。 相当急な植林帯を木に捉まりながら登って行くとガードレールが見える。 ガードレールを乗り越し車道に出る。
D 車道 9:20 740m ガイドブックの車道よりだいぶ南に出る。 舗装された車道を右に進み、緩やかに下って行く。 車道取り付きは車道が広くなった所で、左側斜面の大きな檜木に赤テープが付けてあり分かり易い。
E 車道取り付き 9:30 679m 赤テープの付いている木のところから、植林の斜面を登って鞍部に出る。
F 鞍部 9:35 730m 鞍部を右に尾根に沿って登っていく。 赤テープが着いているが、尾根が下りになり再び登りになると赤テープが見えなくなる。 背丈以上の笹が茂り木が倒れて腐っており、歩き難いことこの上ない。 更に刺のある木が多く注意を要する。 歩き易い所を探し赤テープを付けながら頂上を目指し登って行く。
G 入道山頂上 10:05 752m 頂上は大きな木が倒れており、三角点は大きな松の木の枝の下になっている。 大鎌で枝を落とし三角点が見えるようにし記念撮影を行う。 頂上は松の木が回りにあり見通しが悪く展望は全く無い。
  昼食後下山 10:50   早い昼食をとり早々下山する。 赤テープを辿り鞍部まで引き返す。
F 鞍部 11:05 730m 尾根に沿って踏み跡を登って行く。 稜線上は軽いヤブコギ。 倒木が多く、乗り越えたり潜ったりしながらかわしながら歩く。
H 分岐 11:30   753mピークを降りコルを右に降りようとしたところ信じられない光景に出会う。 先日の台風のせいで植林帯の檜木が全て倒れていた。 とても降りられる状況ではない。 尾根の北側と東側が降りられるかどうか調べるが、北側は下って行くと川がありそこから降るのは不可能。 東側は急な岩場で降りられそうにない。 来た道を戻るか、木の倒れている斜面を下るかの選択肢しかない。 倒れている木はかなり太く、長さは20〜30mある。 とりあえず倒れた木を伝って下に降りていくことにした。 木上を滑らないように他の木の枝にさばりながら降りる。 木と木が交差している所で別の木に乗り移りながらサーカスまがいの芸当でら3〜4回乗り移りやっと地面の上を踏むことができ林道の上に立った。 と、思ったら林道の土があるのはわずかでその左右及び下はまだ檜木が倒れていた。 下にはトイレの建物が近くに見えており、倒れた木上を乗り越えたり、潜ったりしながらやっとの思いで車道に出たときはほっとした。 思えば凄い所を降りたものだと我ながら感心する。 木から滑って落ちると地上まで数メートルはあるだろう。 万が一怪我も無く地面まで落ちたとしても木の枝に覆われ真っ暗なところから抜け出せるかどうか分からない。 もし落ちる途中で木の枝に引掛り、宙ぶらりんになったら身動きすらできなくなり、それこそ絶対絶命となりそうだ。
I 車道 12:15 560m 車道に下りて休憩していると岡山県の森林調査団の人達10数名が現地視察をしていた。 台風のせいとは言え大変な被害だ。
  三の滝 12:30   三の滝まで行き、滝壷の水で顔をあらい汗を流す。 二の滝まで舗装路を下って行く。
  二の滝 12:45   滝壷付近は木陰になっていて、滝を通ってくる風が心地よい。 しばし休憩の後ソーメン流しの店の側を通り、道路に出て更に上横野バス停まで下る。 ソーメン流しの他にジンギスカンも出切るようだ。
J 上横野バス停 13:25 260m バイクで大町発電所前の駐車位置へ向かい、14時5分到着。

  

鞍部から分岐の途中での景色。           三の滝手前植林斜面の状況。
下に舗装された林道が見えている。         全ての檜木が倒れている。
山間の家並みは鏡野町大町。            下から見上げるのはそれほどでもないが、尾根の上部からだと
                               ここを降りるのに恐怖さえ感じた。


  

三の滝。                    二の滝。