三徳山
 冠巌展望駐車場から冠巌の下を歩き、中国電力電線鉄塔
巡視路に出て、鉄塔125上部より三徳山頂上に登る。
下山は尾根に沿って東に進み、尾根の肩より鉄塔126を
めがけヤブコギで降る。 鉄塔から巡視路を西に歩き
林道経由で出発点に戻る コース


標高      900m
所在地    鳥取県東伯郡三朝町
歩行距離   5.0Km
登山日    2007年11月11日(日)
天候      曇りから、曇り時々晴れ。 現地気温10℃。
        朝のうち弱い雨が降っていたが、集合場所の道の駅三朝・楽市楽座に
        着くと雨も上がって、曇空から多少晴れ間も見えるようになる。
アプローチ  自宅を5時35分に出発し、国道429号線を走り、落合から
        国道313号線に入り、湯原の先から国道482号線に入る。
        湯原インター辺りまで来ると路面が濡れており、雨が心配される。
        中和に入ると弱い雨が降り出す。
        その後、国道179号線沿いの集合場所、道の駅三朝・楽市楽座に
        8時15分到着。 既にNIOさんが待っていた。
        鈴木さん、Kanayamaさんの到着を待って、三朝町神倉登山口へ
        移動。 三朝温泉を過ぎ、小鹿渓の標識がある交差点を右に曲がり
               
かんむりいわ
        神倉集落の冠巌展望駐車場に9時10分到着、駐車。

メンバー   岡山の山MLメンバー
        鈴木さん(企画者)
        Kanayamaさん(隊長)
        NIOさん

備考     今回は、登山ルート・下山ルートともおまかせのため
        ヤブコギも多少楽しめた。
        三徳山頂上までは登山道があり、ヤブコギする事はない。
        電線鉄塔巡視路はよく整備されており、鉄塔125までは
        しっかりした良い道で、所々新しいピンク色のテープが
        目印に付いている。
        鉄塔125から南側の展望があり、三国山やギラガ仙などが
        見渡せる。

        鉄塔125から先は、踏み跡程度の道となるが、ピンク色の
        テープが付いており、心配は全くない。
        頂上は周りを木立と笹に囲まれ展望は無い。
        頂上の刈り払いは狭く、5〜6人程度休憩できるスペースで
        中央に三角点がある。
一般的な登山ルート
        冠巌展望駐車場から、舗装された坂道を登り、廃校になった
        小学校の側を通り、舗装路を登って行く。 未舗装の林道に
        なり、その後小径となって植林帯の中に続く。
        植林帯の中の鉄塔巡視路標識で125を目指して登る。
        鉄塔125の上部に三徳山登山口があり、赤テープが
        付けてある。 また、親切に木の杖が何本か置いてある。
        冠巌駐車場から、三徳山頂上まで片道2Km。
        難易度 

        標高差600m程度である。
  チェックポイント 時間 標高 メ        モ
  冠巌展望駐車場 9:20 297m 駐車場から舗装された坂道を登れば良いのに、のっけからその側の草の中を歩き、坂の上部でガードレールを乗り越える。 その先、右の細い小道に入り、小学校跡(廃校)に出る。 柿を収穫していた地元の人に、冠巌から三徳山へのルート情報を入手する。 どうやら、廃校上の神社の側から冠巌へ出れるようだ。 お礼を言い、舗装路から神社の右側を通り、尾根筋へ入る。 道は草や木の枝が手入れされ、はっきりしている。 石がゴロゴロする急坂で、歩き難い。 途中休憩を入れながら登って行く。 急坂ですぐ分岐があり、右は沢に続いているので、左の尾根に続く道を登る。 この後、すぐまた分岐があり、左側の道は冠巌をまいて尾根に出ると思われる。 右の道を進み、冠巌の真下に着く。
  冠巌の下 9:40 400m ここで少し休憩をとる。 冠巌の下は小さな広場のようになっており、かつてクライミングのゲレンデだったようだ。 今は、岩の表面が風化でボロボロになっている。 岩の表面に生えている蔦の葉が綺麗に紅葉し、朝日に照らされとても鮮やかに見える。
  休憩後出発 9:50   休憩後、冠巌に沿って岩の下側を右に進む。 段々歩き難くなり、木の枝が真横に連続して張り出している場所から、右下の沢へ5〜6m降りる。 多少倒木のある涸れ沢に沿って少し登る。 その後左側尾根筋らしきところを登って行くと、植林の中に入る。 伐採された木や、倒木を裂けながら歩きやすい所を登って行くが、私は最後尾なので、私の通る頃には立派な踏み跡ができている。 植林対から笹が混ざった雑木林にになり、軽く藪を漕ぐと尾根に出る。
  尾根道出合 10:20 574m 尾根には立派な道があり、先ほど冠巌下2番目の分岐を左に行くとこの道に出るのではないだろうか。 比較的急な尾根道を登って行くと、尾根道は鉄塔の側を通る。
  鉄塔123 10:25 586m 鉄塔123の先で10分程度休憩をとる。 日差しがあるが、暑くもなく、寒くもなく、ちょうど良い適温だ。 手入れの行き届いた鉄塔巡視路を緩やかに降り、緩やかに登り返すと鉄塔124に着く。
  鉄塔124 10:40 623m 鉄塔124から、植林帯の中へ黒いブラスチック製の階段を降って行く。 なだらかになりしばらく進むと、林道への分岐がある。 分岐をそのまま道なりに登って行く(中国電力の標識があり、鉄塔125へ向かう)。 植林帯の中から、紅葉した自然林の中へと鉄塔巡視路は続き、つづら折れに登って行く。 尾根に出ると分岐があり、鉄塔125が見える。 また鉄塔巡視路の標識もある。 鉄塔125まで登る。 わずか5〜6m程度。
  鉄塔125 11:15 767m 鉄塔125からの南側景色はなかなか良い。 鉄塔上部の潅木に赤テープが付けてあり、ここが登山口となる。 側には木の枝で作った杖が数本置いてある。 道はしっかりしているが、狭く道両側から潅木の枝が少しせりだしている所がある。 所々赤テープがあり、安心できる急坂を登って行くと尾根の肩に着く。 植林の中に入り、踏み跡は薄くなるが、尾根に沿って登って行くと、植林を抜け自然林の急登となる。 周りに笹が多くなってくると、三徳山頂上に着く。 頂上手前で女性3人、男性1人のパーティーが降りてきて挨拶を交わす。 広島から来られたとの事。
  三徳山頂上 11:30 900m 頂上の刈り込みは狭く、5〜6人が座れる程度で、中央に三角点がある。 周りを木立と笹に囲まれ展望はない。 小枝の間から景色が見えそうで見えない。 Kanayama隊長が鎌で笹を刈るが、効果はほとんどなく、諦める羽目に。 天候が少し悪化して小雨がパラパラしてきたが、すぐに回復する。
  昼食後下山 11:55   昼食後三徳山頂上から東に、笹の中を軽く藪を漕ぐ。 背丈程度の笹で、生え方が荒く、歩きやすい。 少し行くと尾根右下は植林帯になっていて、尾根から5〜6m植林帯の中に入ると、踏み跡が見つかる。 植林帯の中の踏み跡を辿り、尾根の肩へ着く。 踏み跡は尾根の北側に回りこむように着いているが、ここから下の鉄塔めがけて、歩き易い所を降って行く。 急な所が多く、途中まで降りると岩場に出る。 岩と岩の隙間を木に掴まりながら、5〜6m下に降りる。 歩きやすい所を探し、尾根に沿うように降って行くと笹が多くなる。 鉄塔を目指し進むと、刈り払われた鉄塔の側に出る。
  鉄塔126 12:20 788m ここから南側の展望は良く、見覚えるあるギラガ仙、三国山などが見える。 ここから、鉄等巡視路を西にアップダウンしながら歩く。 途中岩と紅葉がとても綺麗な場所があり、写真を撮りながら進むと10分程度で鉄塔125との分岐尾根に着く。 あとは来た道を戻り、植林の中へ入る。 鉄塔巡視路の標柱を注意深く見て行くと、植林の中の分岐が良く分かる。 この標柱の所から南に降って行くと、幅広の林道に出る。
  林道出合 12:50 505m 林道は車が通った跡があるが、かなり急な降りとなる。 快適に降って行くと林道の分岐があり、左側分岐道の上に畑があり、農作業しているおばさんがいる。 声をかけ挨拶程度の話をする。 更に降るとすぐ舗装路となる。 舗装路を降って行くと、途中まゆみの木があり、赤い実が成っている。 舗装路を緩やかに降って行くと、右上に冠巌が見え出す。 その先で見覚えのある、神社の横を大きく左に曲がり、小学校跡の側を通り、駐車場へ戻る。
  冠巌展望駐車場 13:15 297m 駐車場で一息入れていると天候が怪しくなってくる。 解散し、帰り道まもなく雨が降り出した。



登山ルート。
ピンク色の線は尾根道で未踏。




三徳山頂上の三角点。
周りを木立と笹に囲まれ、三徳山頂上からの展望はない。




鉄塔126からの景色。
少し霞んでいるが、ギラガ仙や三国山が見えている。




紅葉が綺麗な鉄塔巡視路。
鉄塔126から鉄塔125に向かう途中。
岩壁と紅葉のコントラストが素晴らしい場所がある。




神社の手前舗装された林道より見上げる冠巌。