38・23・3
三坂山
山生の足尾滝を出発し、左ルート(間違えました)から十国峠を
経由し三坂山頂上に登る。 下山は、道祖神の峠から展望岩を
経由して一般的なルートを降り出発点に戻る コース
標高 903m
所在地 真庭市
歩行距離 5.6Km
登山日 2007年8月26日(日)
天候 晴れ。 現地気温19℃。 初秋にふさわしく爽やかな朝だ。
昼前には気温が上がり、暑い。
アプローチ 自宅を5時5分に出発し、国道429号線を走り、旦土、落合
を抜け、久世から余川に沿って走る。 山生集落を通り、
足尾滝手前の「駐車場→」看板の駐車場に7時到着、駐車。
備考 分岐にある「三坂山登道案内図」をよく見れば良かったのだが、
いまいち分かり難かったのと、左ルートが見当たらなかったので
結果的に行止りとなっている林道を進んでしまった。
しかし、行止りとなっている林道の先には「大山道 管理道 →」
の標識が立っていたのだから、本人は間違っているなどとは
夢にも思っていなかった。
結果的に沢に沿っては歩けず、尾根をヤブコギし、展望岩直下で
岩場をよじ登る羽目になり、なかなかスリルある登山となった。
帰りに、左ルートを調べてみたら、分岐のところから川にかかる
小さな橋を渡り階段を登って行き、尾根に出るような感じだった。
補足しておくが、階段は10段も登らない所で崩れ、登山道その
ものが崩れているようだ。
崩れている所は草が茂り、登れない事は無いがかなり急で難渋を
強いられそうだ。
少し川に沿って上流に歩き、刈り払われた急な斜面を登る方が
無難に見えた。
尾根沿いは倒木も見えるようだが、どうなっているかは不明。
前回降る所は目星を付けていたので、降った方が良かったのかも
知れない。
一般向け(右ルート)の登山道は、分岐を右に曲がり未舗装の林道を
緩やかに登って行けば良い。
植林帯の木陰道で歩き易く、標識も多く設置されている。
今回難易度★★★★であるがヤブコギと岩場の為で、一般向け
(右ルート)の往復であれば★★★。
チェックポイント | 時間 | 標高 | メ モ | |
駐車場 | 7:10 | 383m | 舗装道を緩やかに登って行く。 足尾滝の側には「滝の館」と書いてある休息舎とトイレが設置されている。 少し良くと、右手に大きな岩が崩れて落ちているが、車の通行に支障は無い。 舗装路終点には車が回転できるスペースがある。舗装路終点から、少し傷んだコンクリート舗装の道を登って行くと。 トイレと「三坂山登山道案内図」の設置されている分岐に着く。 | |
分岐 | 7:30 | 473m | 左ルートと間違え、そのまま林道を直進する。 コンクリート舗装されているが道には草が茂っている。 やがて草ボウボウの道となるが、人が通った後が感じられる。 やがて終点に着く。 そこには「管理道 大山みち →」の標識があるが、人が通った気配が全く無い。 標識に従い右の草の中に踏み込むと少し傷んだ丸木橋があり渡るとすぐ沢道となり、草と倒木の格闘となる。 沢に沿って道が有るのだろうが、まともに歩けそうになく右斜面の植林の中にトラバース。 植林の中も急斜面の上倒木があり歩き難い。 しばらく沢に沿って植林の中をトラバースすると岩のある所に来る。 下の沢を見ると丸木橋が見え、沢まで降って見るが、よく見ると偶然同じように倒れた数本の倒木だった。 岩の所まで戻り上を見ると赤いプラ杭があり、何やら人が歩いたような踏み跡が見える。 踏み跡を辿り、植林の中の急斜面を直登すると、岩があり踏み跡が消える。 木に捉まりながら岩の間を抜け、尾根に沿って登る。 尾根沿いは古い踏み跡が感じられるが、潅木と倒木で歩き難い。 ある程度尾根に沿って登ると木々の合間から三坂山が見え出す。 潅木の他に、笹が多くなってくるが歩くのに支障はない。 痩せ尾根の岩場に直面する。 両側は切り立った崖だが、岩場にも木が生えており、木に捉まりながら通過する。 再び岩場、ここも痩せ尾根だが木は生えていない。 岩は風化してボロボロで、出っ張っている所を掴むが、握りこぶしより大きな塊が簡単に取れてしまう。 岩がしっかりしている事を確認しながら、三点支持で急な岩場を登って行く。 足元が崩れたり、掴んでいる岩が取れると谷底行きなので、慎重に進む。 岩場が水平でも痩せて狭く尖っており、なおかつボロボロの為、またがり注意深く進む。 三度目の岩場に突入。 ここは少し左に巻いて岩場を登って行くと岩場のピークに着いた。 良く見入ると道がある。 後で分かったが、ここは展望岩だった。 | |
展望岩 | 8:25 | 751m | 日差しが強く暑い。 ヤブコギと岩場で既に服は汗でビッショリ。 首から掛けていたタオルも絞れば汗が出るぐらいなっている。 しんどいので10分ほど休憩をとった。 | |
休憩後出発 | 8:35 | 左に急な坂道を降るとすぐ、道祖神のある峠に出る。 ここから尾根稜線に沿って登山道を登って行く。 なだらかな道だが笹に覆われ、笹の下の道を探しながら登る。 途中倒木があり乗り越す。 なだらかなピークにから緩やかに降り、急な登りになると二番目のピークに着く。 急な道を降り、再び急な坂道を登って行くと三坂山頂上にとび出す。 | ||
C | 三坂山 | 9:15 | 903m | 日差しが強く暑いが、景色は抜群で大山、蒜山三座、摺鉢山、富栄山をバックにした霰ヶ山が綺麗に見えている。 三角点の西側には鬼百合の花が何輪か咲いていて目を楽しませてくれる。 西側には古い踏み跡が見られる。 景色を堪能した後、十国峠に向けて急な道を降る。 植林帯の中の道も急で気が抜けない。 |
十国峠 | 9:45 | 791m | 十国峠まで降りてくるが、何か変だ。 良く見ると、以前あった茶屋が崩れて草の中に埋まっていた。 茶屋の中にあった説明板が峠にぽつんと置かれている。 ここからトラバース道を歩くが、すぐ木が倒れ道を塞いでいる。 左上に踏み跡が有るがその先にはなぜか便器が捨ててある。 倒木を乗り越えるとすぐ、左斜面が崩れロープが張られている。 トラバース道をつづら折れに降り、木で補強された部分がある道を行くと植林帯の中に入り涼しい。 標識も設置されており安心できる。 木陰で風が通る快適な道を歩いて行くと倒木があり、乗り越す。 なだらかな道を歩いて行くと道祖神が見えてくる。 | |
B | 道祖神の峠 | 10:05 | 735m | この峠は木陰で風が通り涼しいので、昼食をここで取ることにする。 風があるのでブト(ブヨ)や蚊が寄ってこないだけでもありがたい。 |
昼食後下山 | 10:30 | 昼食と涼を通り、十分休憩した後、展望岩に向け登って行く。 あっと言う間に展望岩に着き、そのまま景色を楽しみながら降る。 降りは草が多く、刺のある植物が多いので注意が必用だ。 | ||
峠(湯原⇔山生) | 10:35 | 720m | 峠には、標識があり間違える事は無い。 湯原へは笹が茂る道を降る事になる。 また鋸歯仙へは、急なヤブコギ道のようだが、見た感じ歩いて歩けなくはない。 峠から右につづら折れに降って行く。 途中石段が整備されている所を見ると、山陰に抜ける重要な往来道だった事がうかがえる。 少し降ると「七曲り」の標識がある。 植林帯の中をつづら折れに降ると、今度は右側沢の水音を聞きながら降るようになる。 やがて「大山みち 道祖神 700M」の標識が立っている林道に出る。 | |
林道出合 | 10:50 | 616m | 植林の中の幅広い林道を降って行くと分岐まで戻ってくる。 | |
分岐 | 11:00 | 473m | 一組の登山者と出会い挨拶をする。 これから三坂山に登るようだ。 左ルートを少し調べてから降る。 | |
足尾滝 | 11:20 | 390m | まだまだ暑く滝の前で涼をとる。 滝の水で顔を洗うと冷たくて気持ちが良い。 ただ滝の前の岩場は良く滑るので注意が必用だ。 | |
休憩後出発 | 11:30 | 駐車場まで200mぐらいだが、まだまだ日差しが強く暑い。 | ||
駐車場 | 11:35 | 383m | 歩いた距離は少ないが、暑い上にヤブコギと岩場でかなり疲れた。 |
今回の登山ルート。
グリーンの線が左ルートと思われる。
但し、橋を渡り階段は10段も登らないうちに崩れている。
展望岩直下の青色部分は、岩場で痩せ尾根。
両側かなり切り立っている所がある。
岩場の花崗岩は風化してボロボロで、通過する時は注意を要する。
左ルートは点線なので多少のヤブコギか?
これが再び整備されたら次回歩いてみる事とする。
展望岩から見る三坂山
三坂山頂上三角点。