丸山・稗谷丸山
 旧野土路乢へ向う道路の駐車位置から踏み跡を辿り丸山に登る。
稜線を稗谷丸山まで縦走し、下山は北尾根を降り、
出発点に戻る コース


標高      丸山        1,065m
         稗谷丸山     1,060m
所在地    真庭市、新庄村
歩行距離   4.3Km
登山日    2009年5月4日(月) みどりの日
天候      曇り。 現地気温12℃。
         じっとしていると寒いが、登って行くと蒸暑い。

備考     丸山までは、ほとんどヤブコギは無い。
        強いて言えば、カーブミラーの所から入る数メートルがヤブか?。
        植林帯の中、山道は2つある。
        左側小川に沿って進む道と、直接植林帯の中に行く道が有るが
        どちらも。途中棘が数メートル有り、注意が必要。
        今回、登りを小川に沿った道を歩き、降りで植林帯の中の道を歩いた。
        稜線上には良く踏まれた踏み跡が残っており、歩き易い。
        展望は無いものの、稜線上には太いブナの木が有り雰囲気の良い
        山だ。
        丸山頂上には、字が読めなくなった標柱が転がっており、かつて
        登山対象の山だったようだ。
        稗谷丸山の手前ピーク降りから、胸丈程度の笹が有り、軽い笹コギ
        となるが、それほど歩き難くは無い。
        稗谷丸山からの降りも、尾根に良く踏まれた踏み跡が残っており
        それほどの苦労も無く、カーブミラーまで降りてこられる。。

アプローチ  自宅を5時20に出発し、真備から美袋に抜け、国道180号線を
        高梁に向かう。 国道313号線に入り、北房から月田に抜け、
        国道181号線を新庄村に向かう。 時々小雨がフロントガラスに付き
        雨なら毛無山のカタクリにしようと思ったが、たいした事も無く、予定を
        決行する事にする。
        野土路トンネルを抜け、野土路乢に向い、通行止めになっている所に
        7時15分到着、駐車。
  チェックポイント 時間 標高 メ        モ
  駐車位置 7:25 685m 舗装路を緩やかに登って行くと5分弱でヘアピンカーブに着く。 ヘアピンカーブからすぐ、地形図に載っている山道が見つかると思っていたが、そんな物は無い。 のっけからヤブコギのようで帰りたくなる。 気を取り直して、カーブミラー右側から胸丈程度の笹と草木が生えた中に踏み込む。 丸木に針金で通行止めにして有るような物があり、針金に足を取られないように注意が必要だ。 右側植林帯の中に向け、数メートル進むと踏み跡が見つかる。 ハッキリ山道と分るのは地形図に出てくる山道だが、踏み跡程度の小川に沿って進む道を歩く。 歩き出してすぐ、棘が有るので注意が必要だが、数メートルで終わる。 出発して10分強で小川を左に渡る。 小川を渡った先に踏み跡程度の道があり、それを辿る。 植林帯の中の踏み跡を登って行き、小川を渡ってから10分弱で踏み跡は不明瞭になる。 歩き易い所を選びながら進み、小川を渡ってから15分ぐらいで沢を左に渡る。 ここで左側に見える植林の尾根に取り付く。 植林帯尾根の急坂を喘ぎながら登って行くと、汗が額から滴り落ちる。 地形図で見るよりは細い尾根の急登が続く。 標高900m辺りで杉の植林帯最上部に着く。 ここから踏み跡は無くなり、自然林の中膝上丈の潅木がまばらに生えた尾根となる。 何処でも歩けると言う感じの尾根で、どんどん登っていける。 登るに従い、潅木が段々多くなってくる。 標高1,000m辺りまで来ると、稜線が見え出す。 稜線が近くなると、背丈程度の笹がまばらに生えている。 万が一の帰りに供え、赤テープを数箇所付け登って行くと、稜線に出る。
  稜線出合 8:35 1,054m 稜線の北側、少し下がった所に良く踏まれた踏み跡が残っている。 踏み跡を左に辿り進んで行く。 所々背丈程度の笹がまばらに生えている所があり、軽く掻き分け進む。 緩やかに降り、緩やかに登って行くと、古びた赤テープ等が2〜3個見つかる。 木立ちの合間から、三平山や大山が見える。
  丸山頂上 8:45 1,065m 色あせた赤白ポールの先に、色あせた赤テープが付いており、三角点の場所が一目で分る。 頂上は広く膝上丈程度の笹がまばらに茂り、杉木や大きなブナの木がある。 木立ちの合間から三平山が見えている。 三角点の回りの笹を刈り払い記念撮影。
  休憩後出発 8:50   一息入れ、天候も持ちそうなので稗谷丸山に向かう事にし、早々出発する。 来た道を戻り、登って来た分岐を過ぎる。 良く踏まれた踏み跡は、稜線の北側の少し下がった所に付いており、それを辿る。 コルへの降りになると稜線には岩が見られ、回りに生えているブナの木と共に、なかなか立派な登山道に見えてくる。 コルから次のピークに向け登るようになると、所々腰丈以上の笹がまばらに生え、踏み跡が不明瞭になってくるが、笹の下に踏み跡が見つかるので心配入らない。 なだらかなピークを過ぎ、ピークの西側辺りになると、背丈以上の笹が茂り踏み跡は無くなる。 かなりのっぺりした稜線で、背丈以上の笹が茂る中、コルを見極めながら降って行く。 所詮笹なので茂っていても歩くのにさほど支障は無い。 コルからも笹が少ない所を選びながら、登って行くが、笹の中に潅木が生えており、所々巻きながら登って行くと、笹は腰上丈程度で、まばらになってくる。 所々踏み跡と感じられる所も、あり、太いブナの木が生えた平たい稗谷丸山に着く。
  稗谷丸山 9:30 1,060m 標定点辺りに、大小二つの石柱とプラ杭があり、1mほど離れた所に、横に山と彫られた石柱が一個ある。 頂上はなだらかで広く、腰丈程度の笹が生えており、ブナの木が美しい。 展望は全く無い。 曇り空に風が強く吹きじっとしていると寒く、一息入れただけで下山する。
  休憩後下山 9:35   来た方角に少し戻り、コンパスで北を確認し分り難い尾根の分岐を進む。 目指す尾根に入り、笹が少なくなってくると踏み跡が見つかる。 細い尾根の良く踏まれた踏み跡は、しっかりしており登山道並だ。 少し尾根が広くなると、踏み跡が不明瞭になってくるが、尾根を確認しながら降って行く。 稗谷丸山から、20分弱で尾根の肩まで降りてくる。 このまま真っ直ぐ尾根を降ろうとすると、幼少檜木の植林帯の中に新芽の潅木が沢山生えて歩き難く見える。 ここで尾根右側膝丈程度の笹がまばらに生える自然林へ方向を変える。 自然林の中の歩き易そうな所をトラバース気味に降る。 歩き易そうな所は、所々だが人が歩いた跡が感じられる。 稗谷丸山から25分強でハッキリした踏み跡に出合う。踏み跡を左に進むと植林帯に入る手前で、棘が蔓延っている。 たかだか数メートルだが、注意しながらゆっくり刺をかわし、枝を折ったり、踏みつけたりしながら進む。 植林帯に入るとほどなく、白いガードレールと舗装路が見え出す。 とりあえず黄色いカーブミラーを探し、カーブミラーに向かい、歩き易い所を進む。 カーブミラー側、柵の針金に気を付けながら舗装路に降り立つ。 駐車位置まで舗装路を降るが、三平山と大山が綺麗に見えている。
  駐車位置 10:15 685m ザックと体に付いたヤブコギのゴミを落とし、お湯を沸かし昼食にする。 綺麗な大山、三平山を見ながらゆっくり至福の時を過ごす。 右側の牧草地では、ワラビを採る人が多いようだ。 展望は無かったが、たいしたヤブコギも無く、目標を達成できて充実した一時だった。 稗谷丸山の側に送電線鉄塔があり、鉄塔の巡視路を利用しても丸山まで行く事は可能だ。



登山ルート。


  

駐車位置から見る三平山(左)、大山(右)。          ブナの木が多い自然林の尾根を登る。


  

稜線木立ちの合間から三平山が見える。            丸山頂上の様子。




丸山頂上の三角点。
回りを少し刈払い撮影。
木立ちの合間から三平山が見えていたが、写真には写っていない・・・。


  

丸山頂上を示す標柱か?                     稗谷丸山頂上の様子。
字も読めなくなった標柱が横たわる。               ブナの木が多い。


  

稗谷丸山頂上の標定点付近にある石柱とプラ杭。       1mほど離れた所に、もう一つの石柱がある。