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剣森山
 別所の鳴滝登山口を出発し、南尾根にトラバースし
剣森山頂上に登る。 下山は通常の登山道を
千屋実の則本バス停まで歩く コース


標高      1,034m
所在地    新見市
歩行距離   7.0Km
登山日    2006年6月10日(土
天候      曇り。 時々薄日が差す程度。 現地気温12℃。
備考      降りルートで、ガイドブックの地図ルートと、本文が多少一致しない
        部分がある。 「林道出合」の部分を通る林道はなく、正確な
        林道出合の位置及び、正確な下山ルートが描かれていない
        のではないかと思われる。 ただし、山と渓谷社の分県登山ガイド
        「32 岡山県の山」にも同じルートが描かれており、今後の課題
        としたい。
アプローチ  自宅を5時10分に出発し、真備から美袋に抜け、国道180号線を
        新見に向かう。 千屋ダムを過ぎ、則本バス停手前の路側帯に
        6時50分到着。
        モンキーを下ろし、7時10分に出発し、鳴滝トイレ前の空地に
        7時20分到着、駐車
  チェックポイント 時間 標高 メ        モ
  駐車場 7:40 462m 川に沿って鳴滝に向かって歩く。 鳴滝のつづら折れの道を登って行くと、鳥のさえずりが聞こえるが、滝の流れ落ちる轟音にかき消される。
@ 鳴滝登山口 7:50 531m 滝の上まで坂道を登ると、左後方鋭角に登る踏み跡があり、踏み跡を辿り登って行く。 踏み跡は笹の中にあり、概ね腰丈から胸の高さぐらいの笹が生えている。 今朝しがた降った雨で、早くもズボンと服が濡れてビショビショになる。 道は笹原の中をつづら折れに登って行き、やがて尾根に沿って登るようになる。 最近ではこの道を歩く人が少ないせいか、笹が生い茂り、踏み跡が大変分かり難くなっている所が多い。 植林のあるあたりまで来ると踏み跡がハッキリと付いている。 踏み跡が植林から西に伸びているが、ガイドブック通りパスして、尾根に沿って分かり難い踏み跡を進む。 平坦地が近くなると、踏み跡は全くもって分からなくなる。 ガイドブックにある、目印の赤テープは平坦地が近くなって2つ見つかっただけの状況で、ほとんど人が歩いたような形跡はなく、赤テープもずいぶん前の物のようで、色があせている。
A 平坦地 8:30 832m 踏み跡と言えば踏み跡、踏み跡でないと言えば踏み跡でない笹の中を、西にアップダウンしながら、歩き易い所を選び進む。 途中「リス?」を3匹見つけた。 少しぐらいなら近づいても逃げないので、木に登っている所を撮影する事ができた。 沢を渡り、小さな尾根を4つほど越えて進む。 南尾根のすぐ近くまで来ると、ハッキリした踏み跡が見つかった。
  南尾根出合 9:05 966m ガイドブックに描かれている南尾根の位置より、ずいぶん北の位置で尾根に出る。 南尾根は、左側が植林帯で右側が自然林となっており、植林帯の中の、尾根に付けられた踏み跡を登って行くと傾斜が急になり、植林の合間から空が見えてくる。 境界の石柱があり、そこから三角点までは笹が茂っている。 笹の中には踏み跡があり、距離はわずか。
C 剣森山頂上 9:20 1,034m 三角点の回りの笹を刈り、記念撮影をする。 頂上は木立に囲まれ展望はない。 少し早いが、昼食をとる。
  昼食後下山 10:00   笹の生え茂る道を植林帯まで引き返し、植林帯の中の尾根を降って行くと、右手に草原が見えてくる。
D 丘陵地 10:15 963m ここから北側の景色はとても素晴らしい。 ピンク色の「たにうつぎ」の花がたくさん咲いていて、大変綺麗だ。 ここから植林帯の中の尾根道を降って行くが、所々植林された檜木が倒れ、道を塞いでいる。 倒れた木を乗り越えたり、潜ったり、巻いたりしながら踏み跡を辿る。 有刺鉄線の柵があるあたりから、植林帯の中を抜けて、尾根の踏み跡に入り降って行く。 右側に広い林道がある地点に着くが、そのまま尾根の踏み跡を辿り降って行く。 踏み跡がだんだんしっかりした道になってくる。 道は昨日の雨で湿っており、急で大変滑り易く、木の枝に捉まりながら注意して降る。 途中分岐があるが、幅の広いしっかりした道を降って行く。 林道手前で道に張り出した木の枝が多くなり、雨が降ったのだろか濡れており、乾いていたズボンや服が再びビショビショになる。
E 林道出合 11:05 621m 林道には「剣森山⇒」の案内標識がある。 林道を左に降り、分岐を右に降って行くと更に分岐があり、左下に向かう道は草が生い茂っている。 そのまま緩やかに登り降って行くと所々コンクリートで舗装されている所がある。 更に降ると小屋が右側にあるがどうもガイドブックと合わない事に気が付き、立ち止まり地形図とコンパスで確認する。 方角から見て千屋実の実谷に降っているようだ。 今きた林道を登り草が生えている道の分岐まで戻り、再び地形図とコンパスで確認する。 草の生えている林道を降って行くと、行き止まりになり、左下に細い踏み跡が見つかる。 草が生え、沢の水が踏み跡を流れる。 少し降って行くと木が倒れており、乗り越える。 所々踏み跡が広くなり道と分かるが、至る所で木が倒れスムーズには歩けない。 それれでもしばらく降って行くと、車の音が聞こえてきて、国道180号線が見えだす。 民家が見えて来て、則本に降りて来た事が確認できる。 民家の裏まで来ると、「剣森山登山道」の古ぼけてやっと読める標識がある。 橋の近くまで来ると、バス停近くに停めておいたモンキーが見え出す。
F 則本バス停 12:00 435m 12時10分、モンキーに乗り、鳴滝へ向かう。 12時25分、鳴滝手前のトイレ前に到着。



平坦地からヤブをコギ少し行った所で撮影。
リス? どう見てもタヌキのようにしか見えないのですが。
タヌキは木に登るのかな?




下の方にもう一匹いました。
親子なのでしょうか。
しぐさが愛らしく、少し近づいただけでは逃げず、上に登っていきました。
少しの間、眺めていました。 心が和む一時です。




剣森山頂上の三角点。
笹を綺麗に刈り払い撮影。
頂上は植林に囲まれ、展望は無い。




丘陵地からの景色。
写真中央に見える木のピンク色の花は、「たにうつぎ」。
草原に、「たにうつぎ」がたくさん咲いており、とても綺麗だ。
なかなか良い季節に登ったようだ。