宝仏山
 日野町役場を出発し、日野町歴史民族資料館の登山口から
宝仏山頂上に登る。
下山は往路を降り出発点に戻る コース


標高      1,005m
所在地    鳥取県日野郡日野町
歩行距離   7.5Km
登山日    2008年6月8日(日)
天候      晴れ時々曇り。 現地気温17℃。
        天気予報は曇りだったが、天気は良く日差しがあり蒸暑い。
アプローチ  自宅を5時30分に出発し、真備から美袋に抜ける。
        国道180号線を走り、明地トンネルを抜け、日野町役場の
        駐車場に7時40分到着、駐車。

備考     途中のアップダウンを入れると、登りの高低さ(標高差)は大山に
        迫るものがある。
        100m強低いぐらいか・・・。
        登山道はしっかりしており、標識もこまめに付けてあり
        安心できる。
        朝刈渓谷ルートもあるようだが、少し草が茂っており
        それなりの人向けのようだ。

        頂上からは展望もあり、これほど良い山なのに今日は
        貸切状態だった。
        「中国百名山」、「中国地方の山100選」にも紹介されている
        山なのに誰にも会わないのは少し寂しすぎる気がする。
  チェックポイント 時間 標高 メ        モ
  日野町役場 7:45 192m 日野町役場駐車場入口に宝仏山への案内図がある。 日野町役場から南に根雨の町並みを見ながら歩く。 店先には水琴屈が多く設置されている。 愛知県の常滑に多く見られたが、ここでは音を聞く事は無かった。 少し歩くと本陣の門があり、その先に「宝仏山道入口」の標識があり、左に曲がる。 日野町歴史民族資料館への階段を登り、登山届のノートに記帳する。 日野町歴史民族資料館前には坊主石がある。
  日野町歴史民族資料館 7:55 202m 日野町歴史民族資料館を右側から回り込み、小川沿いの道を登って行く。 小川の右側には畑があり、木の小さな橋を渡る。 次の木の橋を渡ると、杉の植林の中をつづら折れに登っていき林道に出る。 林道には「宝仏山道」と掘り込まれた石の標識があり、林道を横切り、再び杉の植林の中を登る。 谷に沿って比較的急な道を登って行くと、途中から左側尾根に向かいの登るようになる。 少しなだらかになると右側檜木の植林、左側自然林となりる。 再びやや急になると松と自然林の中を登るようになり、「標高400m」の標識があり、日差しのなか木々の葉っぱの黄緑色と木の茶色とのマッチングが素晴らしい。 この時期の木の葉の色はなんとも言えない味わいがある。 道の両側に笹が多くなり、なだらかになってくると「小平」の標識が付いた、524mのピークに着く。
  小平 8:35 524m 湿度が高く額から汗が滴り、既に汗で服は濡れている。 水分補給を兼ね小休止する。
  休憩後出発 8:40   杉の植林の中なだらかな道を進むと植林の合間から宝仏山が遠くに高く見える。 自然林の中に入ると勾配を感じるようになり、小さな折り返しのつづら折れの道を尾根に向けて登って行く。 尾根まで来ると小さなアップダウンはあるが、なだらかに登るようになり「大平」の標識がある所に着く。
  大平 9:00 637m 小平から数メートル行った所が、461mピークだ。 少し行くとなだらかに降るようになる手前で、檜木の上から宝仏山がハッキリ見え出す。 かなり高い。 そうとうまだ登らなければならない事が分かる。 多少のアップダウンはあるが緩やかに降って行く。 登山道が自然林の登りに差し掛かると「標高600m」の標識がある。 最初は緩やかにだらだらと登る道で、比較的楽だが段々傾斜が急になってくる。 杉の植林帯に入るとかなり急な木の根の階段を登る。 ここからは所々緩やかな所はあるが、全体的に急な登坂となる。 足元の土も湿って滑り易く一歩一歩ふんばりながら登って行く。 自然林の中から杉の植林帯の中の石がゴロゴロした急な尾根道を登ると、自然林になり「標高800m」の標識がある。 急な尾根の登山道はここからが我慢のしどころとなる。 急な所には何箇所か巻き道があるが、急な尾根を木に捉まりながら直登する。 我慢も限界になる頃稜線に出てなだらかになる。
  稜線先端部 9:40 955m 稜線上の比較的なだらかな道も、今までの急登がこたえた為かそれほど早く歩けない。 よろよろしながら素晴らしい稜線上の道を進んで行くと三角点があるピークに着く。
  三角点 9:45 1,002m さすがに登りがキツク、暑かった為に少し休憩をとる。 三角点の周りの草を少し刈払い記念撮影をする。 タニウツギが綺麗に咲いている。
  休憩後出発 9:55   休憩の後緩やかに降りもう少し先のピークに向う。 途中左側に大山が見える。 この先で岩の間を通り緩やかに登って行くと視界が開け宝仏山頂上に着く。
  宝仏山頂上 10:00 1,005m 東側には大山、烏ガ山、大ナメラ、皆ヶ山、アゼチ、蒜山三座が霞んで見えている。 南側に向う道がありその先には、「宝仏山道朝刈渓谷ルート」の標識。 降りてみたい気がしたが、地形図をみて降りた跡の舗装路歩きを考えると中止。 ここからは南に二子山が見える。 景色を楽しみながら昼食をとるが、大山は山頂にガスが出てきて、段々広がるばかり。 日曜日だと言うのに登ってくる人は誰もいなく、山頂独り占め。
  昼食後下山 10:40   ゆっくり休憩の後、来た道を引き返す。 標高1,000mあると、稜線上はさすがに涼しく、汗で濡れた服では寒いぐらいだ。 三角点まで5分。 稜線先端部まで10分。 ここから急な降りとなり、足を滑らさないように注意しながら、木に捉まり降りる。 降りはさすがに早く、大平を過ぎアップダウンしながら段々降っていき小平に着く。
  小平 11:35 524m ここまで降って来ると暑さがぶり返し、汗が流れ出す。 セミも鳴き出して早くも夏を思わせるような状態だ。 小平から日野町民族資料館までが結構長く感じられた。
  日野町役場 12:15 192m 宝仏山は高度と距離がある山だと感じた。 それで登る人が少ないのだろうか。 登山道至る所で鳥の囀りが聞こえ自然溢れる素晴らしい山だ。



登山ルート。




美しい稜線上の道。
道は良く、比較的なだらかだ。




宝仏山の三角点。




宝仏山頂上から東側の展望。
大山が見えているが、あいにく霞んでいる。
右端にかすかに皆ヶ山、アゼチなどが写っている。




宝仏山頂上から南側の展望。
中央左側遠くに見えるのが二子山、その右に峠をはさみ下二子山が見える。