40・22・24・4・5
櫃ヶ山・星山
 湯原町久納の登山口より櫃ヶ山に登り、星山まで縦走して
「勝山美しい森」へ下山する コース


標高      櫃ヶ山     953m
         星山    1,030m
所在地    真庭市
歩行距離   10.0Km
登山日    2008年12月23日(火) 天皇誕生日
天候      雪時々曇り。 現地気温1℃。
        大半は小雪が降るが、稜線では時折薄日が差すときがあった。
アプローチ  自宅を6時5分に出発し、国道429号線を走り、旦土、落合
        を抜け、久世、勝山と走り、待ち合わせ場所の神庭の滝手前
        星山集落への橋を渡った左側駐車場に7時55分到着。
        待ち合わせ時間の8時ギリギリの到着となった。
        勝山美しい森ビジターセンターのある登山口へ行くが、途中で
        すれ違った車の屋根にかなりの雪が載っている。
        車で上って行くと、携帯電話のアンテナがあるあたりから舗装路に
        積雪が5センチ程度ある。 雪の重みで竹が倒れ何とか車が通る
        程度道路が空いている。
        少し不安になりながら、菅谷集落に降るが、これ以上雪が降ると
        この坂を登って帰れなくなるのではないかと言う不安が脳裏を過ぎる。
        勝山美しい森ビジターセンターの下、林道が交差する広い所に
        私の車をデポし、HUKUSHIMAさんの車で、櫃ヶ山登山口へ向かう。
        久納集落の櫃ヶ山登山口駐車場に8時40分到着。
        勝山美しい森ビジターセンターの坂は急で積雪の為、上らなく
        なりそうな感じだったので邪魔にならないところに停めた。

岡山の山MLメンバー
        HUKUSHIMA さん
備考     櫃ヶ山5合目以上黒土の急坂では、雪で滑りなかなか登れない。

        歩くのをやめ停まっていても後ろにスーと下がるのにはまいった。
        稜線上の急坂は、ほとんど同じ状態で登り難く時間がかかった。
        時折覗く青空から見えるモノトーンの景色は、幻想的で素晴らしかった。
  チェックポイント 時間 標高 メ        モ
@ 櫃ヶ山登山口駐車場 8:50 295m 小雪が降る中、スパッツを着け、雨具の上だけ着込んで出発する。 登山口には早々お正月の門松が飾られている。 舗装路を登り登山道へ入る。 畑の側を通ると、辺りは薄っすら雪があるが登山道には雪はまだ見られず。 下から見上げる櫃ヶ山はガスの中。 植林帯を登り、林道を少し歩いて新しく作られた登山道に入ると、登山道に雪が薄っすら積もっている。 そのまま進むと、尾根に出て、旧登山道に合流する。 少し登ると積雪が10センチ程度になり、辺りは雪景色。 木の枝は真っ白で、針葉樹(雪で何の木か分からない)の枝に雪が積もり垂れ下がっている。 更に登って行くと、登山道の雪の中に新しいトレースがあり、今日だれか登っているようだ。 どんどん登って行くと、急な尾根に差し掛かり滑って登り難くなる。 急坂を過ぎると5合目の標識があり、積雪は15センチ以上となる。 登って行くと、トレースの主が降りて来た。 話を聞くと滑って登れないので6合目で諦めたとの事。 雪が止み、展望が開ける尾根で振り返ると、後ろ側青空が覗く下にモノクロの景色が広がる。 6合目まで登ると、話の通りトレースが無くなる。 積雪は20センチ程度となり、六合目の標識は雪が積もっている。 滑って登り難い急な登山道と格闘しながら登って行く。 普通登るのをやめ、止まるとその場にじっとしていられるが、この急坂では後ろにズーと下がって行くので始末が悪い。 勝手に下に降りて行くので、じっとしているとせっかく登っても無駄になるのだ。 急な所だけは休まず、後ろに下がる前に登れでした。 更に登って行くと、少しなだらかになり、振り返ると再びモノクロの展望が有った。
A 七合目 10:05 777m 7合目の標識は、雪で少し字が読み難くなっている。 雪が心配な為、天狗の森へは寄らずそのまま尾根の登山道を登る。 木の枝に積もった雪で枝が登山道に垂れ下がり、避けながら登るが、時々木の枝の雪を被る。 なだらかになると、天狗の森からの道と合流する、8合目に着く。
B 八合目 10:15 838m 八合目からも滑って登り難く、早く階段の所が来ないか待ち遠しい。 滑る登山道と格闘しながら登って行くと、やっと階段が出現する。 いつもは嫌な階段も、こう言う時は別で、ありがたい。 階段だとスムーズに登って行ける。 階段を登りきり、緩やかになってくると頂上に着く。
C 櫃ヶ山頂上 10:30 953m 登って来た方向に多少の青空が覗き、三坂山方面がモノトーンの幻想的な風景として浮び上がる。 一息入れた後、20センチ程度の積雪のある縦走路を西に進む。 竜頭ノ滝への分岐を過ぎアップダウンしながら進むが、急な登りでは滑って登れなくなるし、下りではズルーと滑ってコケながら進んで行く。 時折覗く青空の先、蒜山・大山方面が見えるが、ハッキリ山が特定できるほどの展望ではない。 そろそろお腹が空いてきて、何処で昼食にするかHUKUSHIMAさんに相談すると、五輪山にベンチがあるからそこまで行こうと言う話になる。 多少天候が好転して来て、上空にスポット的に青空が見え出す。 そうこうしているうちに、ベンチのあるピーク、五輪山に到達する。
D 五輪山 11:10 985m お湯を沸かし、お昼にする。 この時は五輪山を中心として青空が広がり、日差しがあり暖かく、景色を見ながらホッとできる至福の一時だ。 ここで雪が降らなかった事に感謝!。 ゆっくり昼食をとり、HUKUSHIMAさんと話をし、楽しい一時を過ごす。 おまけに美味しいコーヒーまでご馳走になり、ありがとうございました。
  昼食後出発 11:45   一休みした後、星山に向けて出発する。 それにしても縦走路のパウダースノーは、ふかふかで歩くと、ギュギュと独特の音がして気持ち良い。 天候も再び崩れてきて、小雪が降り出す。 幾つかのピークを越えて、何度か登り難さと格闘し、何度かズルーとこけそうになりながら進んで行く。 時折見える景色も素晴らしい。 扇山への最後の登りで、左手前方に星山がかなり近づいて見えてくる。 
E 扇山 12:30 944m 扇山頂上の三角点を確認し、更に進んで行く。 進む方向が段々南に向かい、植林帯の中に入る。 時折木の枝に積もった雪が、ドサーと頭の上に落ちてくる。 植林帯を抜けると、だらだらと登りが続く。 多少疲れが出てきた私を尻目に、健脚のHUKUSHIMAさんは、どんどん先に登って行く。 星山頂上が近くなり、自然林から出る辺りから積雪が多くなり、場所によっては25センチ以上ある所も出てきた。 振り返ると、時折の晴れ間に景色が見えるようになってくる。 天候も少し持ち直したようで、星山集落方面に展望が出てきて、緩やかになってくると星山頂上に着く。
G 星山頂上 13:15 1,030m 多少小雪が降る中、展望を確認し、一息入れた後寒いので降って行く。 降りはトレースが付いており、今日誰か登った人がいるようだ。 降って行くと天候が悪化へ向い、再び小雪が降ってくる。 滑り易い坂を慎重に降り、分岐を左に曲がり、901mピークをパスし、勝山美しい森ビジターセンターに向けて降って行く。 ある程度まで降りてくると、勝山美しい森の整備された園路に出て、ビジターセンターに着く。 ビジターセンターは工事中のようだ。 朝雪で滑って上がらないのではないかと心配したビジターセンターへのコンクリート舗装の道には全く雪が無い。 少し降ると車に着く。
  星山駐車位置 13:55 628m 朝一面白かった雪は道路に全く無い。 車に乗り込み久納の櫃ヶ山登山口に向うが、道路には全く雪が無く、帰れなくなると思っていたのはとり越し苦労に終わって、笑い話になってしまった。



登山ルート。




7合目。
雪が多くなり、雪景色を記念撮影するHUKUSHIMAさん。




櫃ヶ山頂上からの展望。
右側にかすかに写っている山が三坂山だと思う。




五輪山へ向う途中で見える、櫃ヶ山方向の展望。
歩いてきた稜線が見える。




五輪山から扇山へ向う稜線。
お昼前頃は日差しが暖かく、天候は良かった。




目の前の扇山に向うHUKUSHIMAさん




星山頂上から眼下星山集落方面の展望