12・23
花知ヶ仙
 遠藤集落から三ッ子原林道を通り、花知ヶ仙
頂上に登る。 下山は往路を降る コース


標高      1,248m
所在地    鏡野町
歩行距離   8.6Km
登山日    2008年3月16日(日)
天候      曇り後晴れ。 現地気温2℃。
        朝のうち曇空で時折薄日がさす程度だったが頂上に着く
        頃には快晴。 下山すると再び曇がちになる。
アプローチ  自宅を5時30に出発し、国道429号線を足守から福渡に抜ける。
        国道53号線を走り、院庄から国道179号線に入る。
        上齋原の先で国道482号線に入る。
        遠藤の標識が見えると、右に曲がり、遠藤集落最後の
        家を過ぎ、除雪終了地点50m手前、橋の右側駐車できそうな
        スペース(2台分程度)に8時15分到着、駐車。

備考     林道分岐点手前と、林道分岐点から次の橋が有る所まで
        林道斜面は雪崩の危険性がある。
        実際行くとき林道に何も無かったが、帰り林道に大きな雪の
        塊が落ちていた。
        この部分の雪の斜面はだいぶヒビが入ってきており、いつ
        滑り落ちてきてもおかしくない状況だ。
        その他でも危険性はあるが、斜面に木が有ったり、側が
        川などで、それほど大きな影響は無さそうに見えた。
        これから気温が上がると、林道歩きで雪崩の危険は
        避けて通れず注意が必要ですので、ここを通られる方は
        細心の注意を払って下さい。
        私は無事帰って来れましたが、これを読んで行こうと思う
        方はご注意願います。
        全て自己責任の世界ですから。
  チェックポイント 時間 標高 メ        モ
  駐車位置 8:25 743m 少し舗装路を歩くと除雪終了。 ワカンを履いて歩くが雪は良く締まっており、これならワカンなしでも問題ないぐらい。 歩き出すとすぐ雪が数メートル解けている。 ゆっくり5〜6歩舗装路の上を歩き雪の有る所を歩くと、再び林道は雪に埋まっている。 右側に小屋が見え雪が無ければすぐ分かるが、舗装路の終点である。
  舗装路終点 8:50 776m 足跡がずっと付いているが、右側砂防ダムの所で、長靴の踏み跡は無くなる。 ここからはトレースが無く、雪をバリバリ言わせながら歩く。 朝気温が低いせいか、雪も良く締まって歩きやすい。 植林帯の中に入ると、路面が一部解けて雪解け水が流れている。 雪の中に鹿の足跡だろうか、細く深くずり込んだような足跡が付いている。 空は曇っているが、時折薄日が差し、天気は良くなるような予感。 快適に歩いて行くが林道分岐地点が近くなると左側斜面がヤバイような状態となっている。 気にしながら、雪崩れたらどうしようかと考えながら無事通過。
  林道分岐点 9:15 842m ここからは、雪もシャーベット状でかなりずり込む。 分岐点を右に曲がり歩いていくと左側斜面が再びヤバソウ。 雪にひび割れが見えてきている。 注意を払いながら速やかに通り抜け、橋を渡ると一安心。 ここから林道の直線が長い事。 もう登山口かと思ってもなかなか登山口に着かない。 少し登りの傾斜がきつくなってきてしばらく歩くと、見覚えのカーブミラーの側に、「花知」とだけ見えている、登山口の案内標識がある。
@ 登山口 10:00 963m 休憩もそこそこに、咽喉だけ潤し、すぐ植林帯の中へ入っていく。 獣の足跡を辿り、鞍部ヘ。
A 鞍部 10:10 999m 鞍部にある「花知ヶ仙」の標識はほとんど埋まっている。 登山道は植林帯の中だったようだが、自然林の尾根を忠実に直登する。 木の有る所は、その部分だけ雪が解けている。 急な尾根を登って行くと、段々傾斜が急になり、ずり込み一歩がなかなか登れなくなってくる。 一歩づつ確実に登り、尾根の肩の部分まで登ると、標高は1,160mを超え木の合間から展望がある。 右側には妹山、三ヶ上が、左側にはギラガ山などが見え出す。 少し傾斜が緩やかになり歩くスピードも速くなる。 上に青空が見え頂上に着く。
D 花知ヶ仙頂上 10:45 1,248m 花知ヶ仙頂上は木が有るものの景色は素晴らしい。 泉山、三ヶ上、妹山、ギガが山、三原山(マッコウ)、三十人ヶ仙など素晴らしい景色を独り占めだ。 頂上は意外と狭く感じるが、青空が広がり気温も高く気持ちが良い。 風のせいだろうか、大山がかすかに見えたり、見えなくなったりする。
  休憩後下山 11:25   昼食をとり、ゆっくりして行きたい所だが、気温が上がっており、林道の途中雪崩れでヤバソウな所が気になる。 景色を十分楽しんだら早々下山する。 自分で付けたトレースを辿り降って行く。 雪も軟らかく時々ズボット埋まるがかなり早く降りられる。
A 鞍部 11:45 999m あっと言う間に登山口に降り立つ。
@ 登山口 11:50 963m 林道はかなり雪が解け、ズボズボの状態で足がかなり重い。 傾斜が有る所はやはりかなり早く歩けるが、平坦な所は足が重く時間がかかる。 ヤバソウな所を通過中、来る時には無かった大きな雪の塊が林道に落ちている。 まともに食らうとひとたまりも無い。 細心の注意を払いながら通り過ぎる。
  林道分岐点 12:20 842m ここからも少しの間、少しやばそうな状況。 右側雪のひび割れた斜面を気にしながら早々通り過ぎる。 右側砂防ダムがある辺りまで来ると一安心。 雪は更に解け、足が重たい事、重たい事。 日差しが強いせいか、来るときの足跡も既に消えかかっている。
  舗装路終点 12:45 776m 雪が解けて、来るときは快適に歩けた所も、帰りは足がズボズボ埋まる。 重たい足取りで車が見えたときは疲れがどっと出た。
  駐車位置 13:10 743m 車まで戻ると、空は少し曇ってきた。 車が2台来て橋の先に駐車。 渓流釣りをしていた。 川は雪解け水が豊富で、水の流れる音も豪快だ。



登山ルート。
GPS受信感度の差で往路、復路で差が出ている。





花知ヶ仙頂上から見る泉山。




花知ヶ仙頂上からの展望。
先週登ったギラガ山、1,192mピークが見える。
三国山はギラガ山の影になって見えない。




花知ヶ仙頂上より見る三原山(マッコウ)。
どのピークか分かるかな?




花知ヶ仙頂上からの景色(3倍ズーム)
左端が妹山、 その隣奥2つのピークが三ヶ上(左側三角点ピーク)