伯州山
 本谷コースから伯州山頂上に登る。
ブナの新コースを下山し出発点に戻る コース


標高      1,045m
所在地    鏡野町
歩行距離   5.9Km
登山日    2011年1月9日(日
天候      曇時々晴れ。 現地気温1℃
         吹雪く時も有ったが、晴れ間が多く展望が得られて良かった。

岡山の山MLメンバー
        峰さん
        YASUさん
        残念ながら途中でリタイヤでした。
備考     今年は雪が多く、締まっていない為にスノーシューでも20〜30センチ
        雪の中に潜ってしまう。
        また水気の多い、重たい雪で林道歩きも、雪の無いときの
        3〜4倍時間がかかった。
         最初の計画では、岡山県立森林公園のスノーハイクの予定でした。
        YASUさんが、来そうに無かったので出発し、羽出集落に入って
        少し走った所でかなりの吹雪となった。
        帰ろうとした所、、YASUさんから連絡があり、吹雪いても休憩できる
        伯州山に行き先を変更。
         道の駅「奥津温泉」でYASUさんと待ち合わせる。
         待っている間、トイレに行き、トイレから出ようとした所、後からトイレに入ってきた
        男性4〜5人が変な目でジロジロと私を見るのです。
        悪い事をしている訳でもないのに、何か気まずい感じがしたので、
        逃げるように車に戻りました。
         車の中で、峰さんにその話をすると、「(その顔では)トイレを間違えたように
        見えるわよ。 これからは女子トイレを使ったらどう。」と言われる状態。
        服は、上下とも男性用だったのですが、最近はどうも女性にしか見えないんですね。
        もちろんノーメークのスッピンで、日焼け止めをつけているだけなんです。
        自分で言うのも変ですが、目元から下のフェイスラインが私の好きな女優の
        飯島直子さんに少し似ている気がするのです(顔が似ているとは言って
        いないので、気に入らない人は読み飛ばして下さいませ)。
         帰りのトイレ休憩では、峰さんについて行って、女子トイレを使わせてもらいました。
        女子トイレ入口に数人女性がいましたが、誰からも変な目で見られる事無く、
        とがめられもしませんでした。
        男子トイレを使う方が、変な目で見られるなんて・・・。
        ただ、女子トイレは今まで入った事の無い聖域、多少戸惑いました・・・。
        トランスジェンダー?な私、この先どうなる事やら・・・。
        でも女子トイレは男子トイレと違い綺麗ですね、やっぱり。

アプローチ  自宅を6時10に出発し、兵坂峠を越え、福渡に抜ける。
         国道53号線を津山に向かう。
         なぜか小雪か、小雨がちらついているような感じがする。
         打穴中の信号を左に曲がり、久米建部線を走り、途中少し近道をする。
         国道179号線を北に走り、待ち合わせ場所の鏡野町役場に7時15分到着。
        しばらくして、峰さんが到着。
        YASUさんを待つが、来そうに無い。
        連絡も無いようなので、時間になり出発してしまった。
        自宅に帰ってメールを見たら、夜遅くに行くとのメールが入っていた。
        分かっていれば、待っていたのに・・・。
        一本電話を入れれば良かったのですが、YASUさん、すみませんでした。
         その後、道の駅「奥津温泉」でYASUさんと合流し、人形峠に向う。
        人形峠トンネル手前を右折し、天王集落に下るが、路面には雪があり
        圧雪状態なので、注意しながらゆっくり走る。
        赤和瀬集落に入ると、路面の雪は一段と多くなる。
        最奧民家前に8時35分到着、駐車。
  チェックポイント 時間 標高 メ        モ
  駐車位置 8:45 728m 雪は柔らかく、すぐスノーシューを着けて歩き出します。 今年の雪は新雪とは言え重く、歩き難いです。 スノーシューで20〜30センチ沈み込みます。 峰さんのワカンと私のスノーシューの沈み込み具合を比べてみると、5センチ程度私のスノーシューの方が沈み込みが少ない感じですが、歩いた跡は、ほとんど変わりません。 除雪状態や、橋の上の雪の量からして1メートル近く雪が積もっている感じです。 こけそうになり、ストックを雪に突き刺しても、握っている所まで完全に雪の中に入ってしまい、結局こけてしまった。 森林公園に向うときは吹雪いていた天気も、だんだん良くなり、頭上には青空が広がり、日差しが出て来ました。 うれしい。 途中でYASUさんがついて来ていないので、携帯に連絡を入れると、リタイヤしたようでした。 唯一若い男性YASUさんのラッセルに期待していたのですが、少し残念です。 林道を半分以上歩くと、林道自体雪で何処に林道が有るのか分り難くなってくる。 林道終点が近づいて来ると、平坦だった林道にも傾斜が感じられだす。 雪が重たく一歩一歩がなかなか進みません。 雪の無いときの、3倍位の時間がかかってやっと林道終点に着きました。
  林道終点 10:15 856m 少し休憩し、登山道と思われる所を登って行きますが、急な所は一向に前に進まず、と言うか、足が上がらず、同じ所で足踏みをしている状態となります。 急な所は、斜行するように傾斜を緩くして登りますが、山側の足を上げるのがかなり大変でした。 峰さんとトップを代わる代わる進みます。 所々雪で登山道が埋まり、急斜面となっている所を、トラバース気味に進みます。 木の枝の雪が落ちた所は、凍っていて沈み込まないので歩き易いのですが、2〜3歩で再び、ズボズボ潜ってしまいます。最後の稜線直下の急斜面は、さすがに直登できず、ブナの木のある方に、細かく折り返ししながら、何とか登って行きました。 稜線に出る所までは、峰さんが頑張ってくれて、助かりました。 稜線に出る頃には、天候が悪化してきて、多少吹雪きだす始末です。
  稜線出合 11:15 1,012m 稜線に出た所は、根曲竹が所々見えていますが、それをかわすように少し進むと、真っ白な稜線となります。 この辺りの雪は、気持ちだけパウダースノーに近い状態でした。 小麦粉のように、ギュギュと音がします。 少し進むと、軽い吹雪の中に伯州山山頂が見えてきます。 その手前のブナ林の中に目をやると、伯州山山荘が確認できます。 とりあえず、伯州山山荘に向い、昼食をとることにしました。 伯州山山荘の窓側の雪をストックで掻き、凍り付いた窓を開け中に入ります。
  伯州山山荘 11:35 1,008m 山荘の中の温度計は0℃。 寒いですが、山荘の中は風が無い分楽です。 森林公園だと、吹雪を避ける施設が無いので、こうはいきません。 とりあえずお湯を沸かし、暖かいカップラーメンで昼食にします。 昼食後、峰さんからまたまた美味しい手作りクッキーとコーヒーをご馳走になりました。 至福の一時です。 お昼を食べ少しゆっくりしていると、山荘の窓から太陽の光が差し込んできました。 窓から青空が見えています。 これを見た峰さんが、チャンスとばかり、いそいそと出発の準備にかかります。
  昼食後出発 12:15   私も峰さんの後を追って、山荘を飛び出します。 山荘に逃げ込む時とは打って変わって、日差しが眩いばかりです。 二人で伯州山山頂を目指しますが、雪が重いのと、スノーシューが沈み込むのとで、なかなか前に進みません。 トップを代わりながら、頂上を目指します。 目の前に見えているのに、前に進まないもどかしさを感じながら、何とか頂上に立ちました。
  伯州山頂上 12:30 1,045m 山頂は、雪が1メートル以上有るのでしょうか。 山頂を示す標柱の先が少しだけ覗いていました。 晴れてはいたのですが、さすがに天候がそれほど良い訳では無く、大山は見えませんでした。 天候も晴から再び曇りへとゆっくり変わりつつあります。 それでも山頂から10分程度景色を十分に楽しんだ後下山しました。 伯州山山荘まで戻り、尾根の新コースを降ります。 最初は少し登りが有りますが、尾根を進めばよく、雪が有っても分かり易いコースです。 1,000mピークから急なくだりの後の分岐で、峰さんの読図を兼ねて、降りのルートの確認をしました。 進んで行くと色あせたテープが有るので、間違っていない事が分かります。 分岐が有る所では、必ず地形図で確認を行い、下に雪の積もった遊歩道らしきものが見え出すと、無事遊歩道に降り立ちました。
  遊歩道出合 13:30 870m 左に遊歩道を緩やかに登り、そこからは、遊歩道自体雪で埋まり、道が分からなくなっていました。 たぶんこうだろうと推測で歩き、遊歩道の感じがする所が見え、そこをめがけて降ります。 川は、最終的に、雪で埋まっていますが、川の側まで降りると、遊歩道らしき道がかすかに分かります。 平坦になると、雪の重みが歩くたびにこたえます。 重たい足取りで、一歩一歩林道目指して進みます。 川に沿ってしばらく歩くと、林道が見えてきます。
  林道出合 13:50 791m 林道の雪は融けてきて、更に重たくなってきています。 雪に沈んだ足を引き上げるのですが、それに重たい雪が乗っかり更に、足が重いのです。 スノーシューに付いた雪を落としても、すぐ雪が付くので、大変な重労働となります。 まるで巨人の星に出てくる星飛馬が鉄の下駄を履いてトレーニングしている姿を思い出します。 こう書くと私の歳が分かってしまいますね。 これほど林道が長いと感じた事は今まで有りませんでした。 目指す先に畑が見え出し、民家が見え出してからでも、相当時間がかかったような気がします。 車が見え出し、最後車道まで降りる所が、1メートルほどの段差があります。 スノーシューで少し蹴り込んで、降りる所を下げてから、スノーシューを外し道路に降りました。
  駐車位置 14:20 728m 雪が無い時だと、たいしたコースでは無いのですが、深く沈みこむ重たい雪で、太腿と太腿の付け根が痛くなってしまいました。 来週は休養しようかな〜。 体力と筋力の無い私には相当ハードなトレーニングでした。 それでも峰さんはタフですね。 お疲れ様でした。 天気もマズマズで、展望もあり満足できました。 今回諦めた森林公園はまた機会があれば行きましょう。 残雪期、人形仙から霧ヶ峰・すずのこ平コースも良いですよ。 また宜しくお願いします。



登山ルート。




林道を歩く私。(峰さんから写真いただきました)
雪が重たく、体力の無い私は、よろけながら歩いています。
スノーシューは30センチぐらい沈み、歩き難いです。


  

稜線から見る伯州山山頂。               稜線から見る、人形峠方向の展望。
少し吹雪いていて、天気が悪いです。




伯州山向けて稜線を歩く、たくましい?私です。(峰さんに写真をいただきました)
痩せたせいで、男性用のMサイズの服ですが、ダブダブです。
こうして後ろから見ると、やはり私肩幅ないですね。
なで肩で、肩幅があまり無い分、ザックの胸のストラップを締めていないと、
左右どちらかの肩ベルトが、肩から外れて落ちてしまうんです。
まるで、ブラのストラップが肩からズレ落ちるように・・・。


  

伯州山山荘。                        伯州山山荘の裏から、伯州山山頂を見上げる。
屋根には雪が沢山乗っかっています。          雲が出てきて、山頂が分かり難く見えますが・・・。


  

伯州山頂上。                        伯州山から人形峠へと続く尾根。
山頂標柱の文字もやっと「伯州山」
と読めます。


  

伯州山山頂からの展望。                 伯州山山頂から、ギラガ山、恩原三国山方面の展望。
眼下に、伯州山山荘、遠くに恩原牧場や
スキー場が見てとれる。


  

伯州山頂上北側の展望。                上の写真2枚の中間ぐらいを写しています。
何とか日本海が見える程度。




林道出合。
林道と遊歩道の分岐地点。
今年は雪が多いです。