伯州山
 滝谷コースから伯州山頂上に登る。
本谷コースを下山し出発点に戻る コース


標高      1,045m
所在地    鏡野町
歩行距離   5.9Km
登山日    2008年4月27日(日
天候      晴れ、時々曇り。 現地気温8℃
         遠くは霞んでよく見えない。

備考      登山道、案内標識もしっかりして登り易い山だ。
         それなのに、ガイドブックに載っていないのはなぜだろう。
         頂上からの景色も良く、遊歩道のイワウチワは綺麗だ。

アプローチ  自宅を5時20に出発し、国道429号線を足守から福渡に抜ける。
         国道53号線を走り、院庄から国道179号線に入る。
        上齋原の先で
赤和瀬集落に向かい、最奥民家の先の林道路側に
         7時50分到着、駐車。
  チェックポイント 時間 標高 メ        モ
  駐車位置 8:00 731m 舗装路を引き返し、最奥民家の先にある標識に従い右に曲がり滝谷コースに入る。 林道は直ぐに未舗装になり、緩やかに登って行く。 谷間に所々雪が残っている。 しばらく進むと「滝谷ゾーン遊歩道 遊歩道案内板」の表示があり右に曲がる。
  遊歩道分岐 8:15 793m 遊歩道に入って直ぐ左上斜面にイワウチワが咲いている。 ここからは左上の斜面を見ながらゆっくり登って行く。 遊歩道は良く整備されており歩き易いが、イワウチワの咲いている所を削り取ってまでこれほど良い道を作る必要があったのだろうか。 踏み跡程度の道で十分ではないだろうか。 皆にゆっくり良く見てもらう為に必要と言われればそれまでなのだが。 美しいブナの木とイワウチワの咲き乱れる斜面を見ながら林道へ降る。
  合流地点 8:40 807m 合流地点の直ぐ先で川を渡る。 石は濡れていると滑り易いので注意が必要だ。 登山道の脇にも雪が残っている。 少し行くと再び川を渡る。 それほど傾斜のきつくない登山道を登って行くと伯州山荘が見えてくる。
  伯州山荘 9:15 1,005m 伯州山荘の入口ドアは壊れて黄色のシートを釘で打ちつけ固定している。 山荘への出入りは、左側のサッシガラス戸より行う。 伯州山荘の奥を左に曲がり笹の刈り払われた登山道を登って行くと展望が開け、三角点と山頂を示す標柱が立っている頂上に着く。
  伯州山頂上 9:20 1,045m 笹の刈り跡は三角点の少し先で終わる。 少し霞んでいるが、三国山、ギラガ仙が確認できる。 花知ヶ仙、泉山はぼんやりとしか見えない。 風は少し冷たいが、日差が暖かく気持ち良い。 稜線上の笹は背が低く、歩いていこうと思えば感単に歩いていけるような感じだ。
  休憩後下山 9:35   十分景色を堪能した後下山する。 伯州山荘近くまで降ると、「ドドッ、ガサガサ」と言う大きな音がしてビックリする。 音の感じからして、私が歩く足音でビックリした鹿が逃げ出したようだ。 伯州山荘から良く整備された稜線上の登山道を東に進む。 それにしても美しいブナ林だ。 少し登った所から振り返ると先ほどいた伯州山頂上が綺麗に見えている。 急な階段が見えてくると稜線から分岐する。 この先稜線上に道は無い。
  稜線分岐 9:45 1,017m 急な階段をひたすら降る。 膝の悪い私にとって降りの階段は嬉しくない。 降って行くと、台座から外れ傾いた木の橋がある。 鳥の鳴き声を聞きながら降って行く。 林道の少し手前で下から登ってくる一人の登山者に出会い話をする。 女性だが一人で少し難しい山にも登っているようだ。 10分程度話し込んだ後、直ぐ下の林道に降り立つ。
  林道出合 10:25 858m 未舗装の林道には3箇所雪が残っており、雪の上を歩くが延べ20m弱。 まだフキノトウが見られる。 林道横の溝の水溜りにサンショウウオの卵だろうか、糸状につながっている。 更に降って行くと林道中央の水溜りにも卵がある。 駐車位置が近くなり、橋を渡ると舗装路となる。 ここで一組の登山者に出会い挨拶をする。
  駐車位置 10:55 731m 駐車位置まで戻ると車が3台。 伯州山はそれほど多くの人が登る山では無いようだ。 あまり知られていないのが原因だろうか。



今回の登山ルート。
駐車位置から時計回りに歩いた。




遊歩道のイワウチワ。
土壌の関係か、花の色が色々微妙に違う。




伯州山頂上の三角点。
標柱も新しく、三角点の周りの笹が刈り込まれている。




伯州山からの展望。
遠く霞んでいるが、三国山、ギラガ仙が見えている。




美しいブナ林の稜線。
なだらかで歩き易い。




稜線上を東にやや登った所で振り返ると伯州山が見える。
手前の木立ちはブナ林。
ここからだと肉眼でも伯州山頂上の標柱が見える位置だ。