青佐山
 荒神社を経由して、赤テープを頼りに青佐山に登る。
下山は神社参道を降り、舗装路歩きで出発点に戻る コース


標高      249m
所在地    笠岡市・浅口市
歩行距離   3.1Km
登山日    2008年12月7日(日
天候      晴れ。 現地気温1℃。 風が冷たい。
備考      私のHPを見た『あさのくん』と言う地元の人よりメールをもらい、
         メールを参考に東側ルート(『あさのくん』が作った)を赤テープを
         参考に登った。
        以前から、御嶽山に行く度に気になっていた山だ。
         ヤブコギは全く無い。
         頂上は城跡で、古びた神社がある。
         腰丈程度の笹が茂る中、15分ほど捜索し三角点を
         見つけた。
         『あさのくん』によると、1540年頃に、将軍足利市の重鎮
         細川家の末裔が、もともとの所領であった鴨方を、宇喜田氏から
         奪う為、青佐山に城を築城。 この時四国から殿とやってきたのが
         『あさのくん』のご先祖様のようです。
         城跡には、今神社が祭られていますが、この神社も、築城前から
         有ったそうで、なんとここに神社を作ったのは、陰陽師阿部清明
         だそうです。 寄島の大浦神社の鬼門にあたるようです。
         なかなか歴史的背景は奧が深いです。
        本当だと、阿部山をセットにして登れば、それなりに面白いのだろうが
        近くと言う事もあり、この後御嶽山に登りました。

        『あさのくん』、ありがとうございました。
        この場を借りてお礼申し上げます。

アプローチ  自宅を7時45分に出発し、国道2号線を西に向かう。
        鴨方から県道矢掛寄島線に入り、南に向う。
        寄島から海岸沿いの県道倉敷長浜笠岡線を西に向かい、
        青佐山が見える所まで来る。
        メールでもらった登山ルートの位置関係を確認する。
        メールでは寄島側の青佐山砲台跡から中腹を巻く道を進むと、
        駐車場所とコンクリートの急坂が見えてくると、書かれており
        旧道を引き返し、県道寄島笠岡線に入り西に向かう。
        池がある所の三叉路を左に入り、ゆっくり走ると左側に4〜5台
        車が置ける場所と、右側にコンクリートの急坂が有る地点に来る。
        ここがメールでもらった場所だと思い、8時30分到着、駐車。
  チェックポイント 時間 標高 メ        モ
  駐車位置 8:35 45m 駐車場所からコンクリートの急坂を3分ほど登ると、荒神社に着く。 神社右側の石積の前、踏み跡を右に進むと赤テープに導かれ木立ちの中に入って行く。 最初蔓の有るところを、潜るようにして抜けると、雑木林の中の快適な登りとなる。 ハッキリした踏み跡が有る訳ではないが、木立ちの中は木と木の間が適度にあり、下草も無く歩き易い。 赤テープが適度に付けてあり分かり易い。 少し登ると、溝状の道になり尾根筋へと続く。 尾根から急坂の直登となり、木に捉まりながら登って行く。 しばらく登ると右下から左上に斜面を緩やかにトラバースする道に出合う。 出合った所はしっかりした道だが、その両側はヤブに帰りつつある古い山道のようだ。 そのまま道を横切り登って行くと、平らな所に着く。 頂上はすぐそこのようだ。 青佐山が城跡と言う事もあり、ここは三の丸か馬場だったのではないかと思いながら、一段登ると先ほどよりはかなり狭いが、平たい所に出る。 ここは二の丸なのだろうか。 まばらに笹が生えている。 そのすぐ先の一段上が頂上のようだ。 更に一段登ると、腰丈程度の笹に覆われた青佐山頂上に着く。 平で広い頂上には、古びた神社と赤い古びた鳥居がある。
  青佐山頂上 9:05 249m 地形図を見ると三角点があるようなので、GPSを頼りに三角点を探す事にする。 GPSが示す位置を中心に笹を掻き分けながら見て行くが見つからない。 GPSと言えども表示されるレンジと誤差が有るので、誤差も考慮しながら5分ぐらい慎重に見て行くと、頭が赤く塗られた、古く腐りかけた木の杭を見つけた。 もしかしてと思い、鎌で笹を刈りながら見て行くと、笹の落ち葉に埋まった三角点を見つけた。 ホッと一息入れるが、木立ちの合間からかすかに景色が見える程度で、ほとんど展望は無い。
  休憩後下山 9:20   休憩後、神社の正面から鳥居を潜り、下に降りると、もう一つ赤い鳥がある。 二つ目の鳥居を潜り、笹がまばらに茂る中踏み跡を辿り、神社正面より右に進むようになる。 その先で下に降りるしっかりした道になり、三つ目の鳥居を潜る。 しっかりした道は段々急な降りになる。 落ち葉が多く滑り易いので、周りの木に捉まりながらゆっくり降りて行くと、木立ちの合間から御嶽山が見えてくる。 ここで道は右に曲がり、青佐山西側を緩やかにトラバースする道となる。 小鳥の囀りが聞こえ、雰囲気の良い山道だ。 やがて竹林の中に入り、道なりに降ると竹林から出て、舗装路に降り立つ。 竹林い入口右側の竹に赤テープが付けてあった。
  舗装路出合 9:35 118m 舗装路を右に進むとすぐ右側に廃屋があり、その先から道に民家が並ぶようになる。 舗装路を歩いて行くと、右側に御嶽山が綺麗に見える。 そのままどんどん進むと県道寄島笠岡線に出る。
  県道寄島笠岡線出合 9:45 68m 県道寄島笠岡線を右に進むと左側に池があり、三つ目の池の先三叉路を右に進む。 歩いて行くと穏やかな瀬戸内海がみえる。 水島コンビナートの煙が目に入る。 遠くに瀬戸大橋も確認できる。 穏やかな瀬戸内海を見ながら、快適に歩くと車が見えてくる。
  駐車位置 10:00 45m 朝寒かったが、日差しが暖かく、この道路はなかなか景色の良いハイキング道だ。 青佐山は、歴史的観点から見れば、もう少しいろんなお宝が見つかる山かも知れない。






東側登山口。
荒神社に続くコンクリートの急坂。
上に青佐山が見える。




荒神社。
右側の石積前の踏み跡を進むと赤テープが見つかる。




青佐山頂上の神社。
阿部清明が建てたと言われているようだ。




青佐山頂上の三角点。




西側登山口竹林入口。
右側の竹に目印の赤テープが付いている。